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カプースチンイベントの余韻
昨夜は遅くまで充実した練習できたのですが、特に無理したわけでもないのに、今朝起きると左手の親指の先が痛くて右手しかピアノが弾けません。
楽器演奏者なら指の故障とか、スポーツ選手にしても本番前に身体のいろんな故障がつきものですが、きちんと自己管理していても希にこういうことはあるものなのです。まあ1日かそこら休めば復帰するとは思っていますが、こういう時ってけっこう焦るものですよね。
先日レッスン中に、ズボンのポケットに右手の小指を引っかけて小指がちぎれるのではないかと思う痛みを伴いましたが、これもまだ完治していません。こちらは単なる不注意という話ですが、そんなこんなでなんとか弾いています。でも指は普段から気をつけていないといけませんね。

まあピアノの練習も睡眠と同じで、規則的にやるに越したことはないのですが、どうしても不規則に頑張ってしまうと体のほうがビックリすることもあるでしょう。
ピアノが弾けない時は頭の中で譜読みを進めます。カプースチンのお陰で、頭の中はかなり複雑な音まで理解できるようになりました。



7月のカプースチン・ライヴは終了しました。

今日から東京音楽大学では受験生夏期講習会が始まります。
全国各地から音大志望生が来るのです。
スイッチを切り換えて今日から激しい(?)レッスンです。

| カプースチン |
| 09:51 AM | comments (x) | trackback (x) |

CD発売インストアライヴ終了!
今日の午後は、銀座ヤマハの1階ポータルにてライヴをやってきました。
暑い日でしたが、本当にたくさんのお客さんが来てくださいました。
旧ヤマハ銀座店の時から数えて、ここでCD発売イベントは考えてみればもう4回目か5回目でしょうか。ヤマハ銀座店さんには本当にお世話になっております。
今日はカプースチンの室内楽集の発売に合わせてということで、まずソロの曲は一昨年に出したピアノ作品集3に収録されているピアノソナタ第11番から第3楽章を、そして大塚茜さんを迎えて今回収録したフルートソナタから第1、2、4楽章を演奏しました。



ステージはトークを挟んで30分。そのあとはCD即売会とサイン会となりましたが、本当にたくさんの人とお話することができました。CDはもちろんのこと、カプースチンの楽譜を買って持っていた方が目立ちました。
皆さんには大変長い時間にわたって列に並んでいただいて申し訳ありませんでした。
ところで、このサイン会の時の写真を撮り逃してしまいました。どなたか是非メールで送ってください!!

今日は打ち上げもそこそこに帰宅。次の練習にかからなくてはいけないのです。
来週はもう一つ本番。今から久しぶりにシューマンとメトネルの練習に入ります。

それにしても今日は楽しいひとときでした。
お越しくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました。

(ヤマハのスタッフの話では、今日のお客さんは大変マナーが良かったとか。あれだけ混雑していたにもかかわらず、皆さんコンサートのように聴いてくださいました!あそこのステージは上に吹き抜けていて音の響きがとても良いのですね!新たな発見でした。)

| カプースチン |
| 06:35 PM | comments (x) | trackback (x) |

銀座ヤマハでイベント2回
7月は、ヤマハ銀座店に2度ほど登場します。

7月11日(日)14:00~ 「川上昌裕公開講座~ショパン&カプースチン」6階サロン
7月25日(日)14:00~  CD発売記念インストアライヴ 1階(入場無料)

新しいCD発売に合わせたイベントとなっています。

昨日たまたまYouTubeを見ていたらカプースチンのピアノソナタ13番の音源を見つけて、しかもカプースチンのポートレートの静止画だったので、「おおっ!何だこれは!誰が弾いているのだ?!」と思ってよく聴いてみたら、これは私の演奏ではないですか。しかも全楽章。誰か(おそらく外国人?)が私のCDの音源をアップしたのでしょうがビックリしますよね。このソナタはまだ他には録音がないはずだと思っていましたから。
しかもさらに辿っていくとピアノソナタ11番等の音源もあって、これも全部私の演奏。しかもby Masahiro Kawakamiと演奏者の名前が書いてないものもあって、これだとカプースチン本人が弾いているようにも見えますよ。私がだまされたくらいですから。
次々にこんなふうに公開されてしまうとこれはまずいでしょうね。カプースチンにとっても迷惑でしょうし、CD会社も困りますね。今はこんな時代になってしまったのでしょうか。

7月25日(日)には、ちゃんと生演奏でこれら新しいピアノソナタから何か抜粋して演奏したいと思っています。それからまたフルートソナタも再披露する予定です!
ヤマハ銀座店の1Fステージは以前よりもお客さんとの距離は近くなって、緊張感はさらに高まる感じになりましたね。どうなることやら。でもこちらはCD発売記念のイベントで入場無料なので、混み合わない程度に皆さんいらしていただけると嬉しいです。
先日、ヤマハ銀座店でお客さんがもらったチラシに25日の私のイベントは15:00スタート(予定)と書いてあったようですが、正しくは14:00スタートです。念のため。
(もし15時にも人が集まった場合、2回公演しなければならないのだろうか…。不安になってきた。体力だけはとっておいたほうが良いか。)

7月11日(日)のほうは、ピアノ公開講座ということで、ショパンとカプースチンに絡めてピアノ奏法を解剖したいと思っています。こちらも時間は14時から。内容はこれから詰めます。どうぞよろしく。

| カプースチン |
| 08:10 PM | comments (x) | trackback (x) |

CD〈カプースチン室内楽作品集①〉7月7日発売!
今年3月に録音した苦心作、「カプースチン室内楽作品集①」がようやく来月7月7日に発売となります。



室内楽といっても、すべての作品にピアノが入ります。
収録曲=
・シンフォニエッタ(連弾) 作品49
・フルートとピアノのためのソナタ 作品125
・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 作品70
・ディジー・ガレスピーの「マンテカ」による2台のピアノのためのパラフレーズ 作品129

このCDは、まだこれまで録音の存在しなかった作品が半分を占めます。
一度紹介しましたが、日本アコースティックレコーズのHPで、プロモ映像が見れます。
こちら
このサイトで、上のほうの「動画を観る」をクリックすると、レコーディング風景を観ることができます。演奏も一部聴けます。(実際のCDではこれらのテイクとは違うものが使われています。)

→CDをAMAZONで買う
おそらくアマゾンでは発売日に購入できると思います。

カプースチンという作曲家は、あれだけ凄い曲を書いていて、自分から自己宣伝をするような性格の人ではなかったので、世に知られるのが10年以上は遅れたと言えるでしょう。ようやく最近になって光が当たってきて、世界の音楽家たちが注目するようになりましたが、本当に普通に演奏されるレパートリーになっていくのはもう少し先のことかもしれません。

| カプースチン |
| 10:23 PM | comments (x) | trackback (x) |

プロモ映像アップ
私のカプースチン新譜のプロモーション映像が日本アコースティックレコーズ(NAR)のホームページにアップされました。
動画はこちらから→http://www.narrecords.com/

CDリリースはまだ少し先なのでちょっと気が早い感じではありますが、映像には先月行ったばかりの栃木県のコスモスホールでの録音風景も入っています。
ヴァイオリンソナタのテイク1、フルートソナタは終楽章のラスト部分もテイク1が公開されていて、ちょっと生々しいですがこれが録音した時の模様です。そして、「シンフォニエッタ」(連弾)は、これもテイク1から第3楽章が一部公開されています。

これまでの自分のCDは6枚ともピアノソロでしたから、今回はやっぱりいろんな楽器があって楽しいです。オールカプースチンでもバラエティに富んでいるので、何度聴いても飽きないCDになるのではないかと期待しています。

皆さんよろしくお願いいたします。

| カプースチン |
| 09:23 AM | comments (x) | trackback (x) |

カプースチン室内楽作品集
録音が終わった直後、NAR社長の録音エンジニアI氏は「今回は良い曲ばかりだね!」とやっと言ってくれました。今までのCDも自分の中では名曲を選んだつもりだけれど、やはり難解で複雑な曲も多かったのかなと。
今回のは本当にすべて傑作です。どれか1曲だけでも大ヒットしそうな可能性を持っていると思います。あくまで私の感覚ですが。

ちなみに今回の収録曲は、
・ヴァイオリンソナタ 作品70
・シンフォニエッタ(連弾)作品49
・「マンテカ」によるパラフレーズ(2台ピアノ) 作品129
・フルートソナタ 作品125

「シンフォニエッタ」と「フルートソナタ」が世界初録音です。







共演者には恵まれたのでどちらかと言えば負担は軽かったですが、予想どおり一番きつかったのは一人で録音した「マンテカ」でした。


3日目フルートソナタの録音終了後の写真

休息とエネルギー補給には少し気を遣いましたが、今回は体力はまだ余っていました。時間はギリギリいっぱい使いましたが。
連日遅い時間まで献身的で音楽に情熱的な仲間の皆さん方には大感謝でした。本当にどうもありがとうございました。

CDは、7月7日リリースの予定です!

| カプースチン |
| 07:51 PM | comments (x) | trackback (x) |

終わりましたー
3日間のハードなCD録音、とにかく終わりました。



帰宅して振り返ると、夢だったのではないかと思われるほど過去のことに思えますが、体はたしかに3日間の疲れを背負っているのを感じます。
たぶん明日からが大変な気がしますが、寝込まないように注意して、引き続きハードな生活を続ければたぶん健康が保てるのでそうしようと思います。

共演者の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
お休みなさい。

| カプースチン |
| 12:26 AM | comments (x) | trackback (x) |

CD録音いよいよ
ここのところ、毎日全力投球の日々です。
大変な本番前はいつも、「こんなに辛くて何か良いことあるのかなあ…」という気分になりますが(笑)、これを超えないことには何も生まれないのですよね。

どう考えても、フルートソナタの第3楽章のテンポ指示「付点二分音符(1小節)=92」は速すぎて無理だと思うので、本番二日前になってカプースチンにそれを書くと、「では、84で行きましょう」ということ。早く言ってほしかった(笑)。(これでも常識的に見て異常に速いのですが。)

ところで、カプースチンファンからの情報では、先日書いたチェロソナタのCDは先月からNAXOSのミュージックライブラリーで公開されていたということです。私もさっそく聴きましたが、なかなか良い演奏だと思います。こんな演奏家たちがどんどん出てくるというのは驚異ですね。作曲家本人をリアルタイムであれだけ喜ばせているのですから。
(それよりも、こんな新譜がすぐに聴けるナクソスのライブラリー(NML)も異常ですよね。)

カプースチンははっきり言って未来の作曲家だと思いますが、現在進行形で発掘していく人も必要だから、私ももう少し頑張らなくてはいけないと思ってやっています。

…とにかく朝から晩までピアノを弾き続けています。

| カプースチン |
| 09:21 AM | comments (x) | trackback (x) |

メールでのやりとり
例えば、フルートソナタのフルートパートで、ピアノスコアによればある音にフラットが付いているのに、フルートのパート譜には同じ音に何も付いていなかったりする。「どちらが正しいのでしょう?」というような質問がいくつも必要になり、メールを書き続けています。それに対して、ある部分は「それはピアノ譜が正しい」とか、「その音はパート譜のほうが合っている」などと予想しない答えが返ってきたりします。だから、すべて作曲者本人に訊かなきゃダメなんですよね。ある作品の音源を初めて発表する際には、作曲者とやりとりができる場合はだいたいこのようになるものです。録音間際になって、最終稿が確定するような場合もよくあります。

私とカプースチンの場合は、東京とモスクワという離れた場所にいながらにして楽譜の編集を一緒に行った経験があり、暗号というか略語のようなものも含めて、よくわかり合える便利なコミュニケーションの方法を編み出したのです。そのお陰で、どんな細かい質問でも大丈夫です。

こんなやり取りもありました。
「○ページ○小節のこの音はフルートの譜面ではソに何も付いてないのですが、ピアノスコアのフルートパートにはソにシャープが付いてます。どちらが正しいですか?」と訊くと、カプースチンは、「あ、そこはピアノ譜のほうですね。でもそれより重大な間違いを同じ小節に発見してしまった。2拍目のピアノの右手の和音(ラ・ド・ミ・ラ)には4つの音すべてにナチュラルが付いているけど、ドに付くべきはシャープの間違いだった」って、あの、それじゃここの和音はマイナーからいきなりメジャーコードになってしまうのですけど…。いいんですか?(笑) 念のために、「そうすると、同じ小節内の最後の拍の和音にもそのシャープは生きるわけですか?(まさかと思うのですが…。)」「もちろんです。」「えーっ?!」というようなやり取りを、今後録音直前まで続けていく可能性もあります。また、作曲家本人ですから、「やっぱりここはこちらの音のほうが良い」などと、現時点での最良の変更を加えてくることもあります。創造者というのはみんなこのようなものなのです。

そういえば、私が5年前にカプースチンの作品集2巻を録音する時には、楽譜も同時に編集したのですが、楽譜にカプースチン本人による赤ペンの訂正が入ってきて、私の手元にそれが国際郵便で届いたのがその曲の録音の2日前でした。急いで音を変えて練習しなければいけない羽目になったのを思い出しました。一部すごく複雑なリズムに変更された曲もあったりして、けっこう苦労しました。

今回はこのまま乗り切れると良いのですが…。

| カプースチン |
| 04:46 PM | comments (x) | trackback (x) |

カプースチンの室内楽
今日はカプースチンのヴァイオリンソナタの久しぶりの合わせでした。
なんだか毎日ヘトヘトに疲れています。

実は先日からフルートソナタのパート譜とピアノスコアを、楽譜の校正をするようにじっくりと見比べていたのですが、なんと間違い探しで30カ所くらいも見つけてしまいました。表情記号や強弱記号が抜けているなど、細かい部分での不一致が多いようなのですが、それでも4~5カ所どうしても作曲家本人に訊かなくてはいけない重要な箇所もありました。昨晩からロシアとメールのやりとりをしていますが、半日で2往復しました。レスポンスが早い時は本当に早い。カプースチン氏にはいつも感謝です。

フルートパート譜に、明らかな誤植(といっても手書きなのですが)が数ヶ所見つかって、これはちゃんと次の録音には反映しなくてはいけません。

さて、ついでにカプースチンさん本人からの新情報ですが、「一昨日、ベルリンから新しい録音のCDが届いたよ。私のチェロの3作品+チェロソナタ第2番が入ったもので、チェロはEckart Runge、ピアノはJacques Ammon。ピアニストは私のスタイルを完璧に理解していて、本当に気に入った。希に見る演奏だ。」というコメントです。すごいですね。プレッシャーをかけられているような気もしますが(笑)。
でも世界でそのような演奏家が増えてきたということは嬉しいことです。カプースチンのチェロソナタ第2番はきっと世界で初の音源となりましたね。

| カプースチン |
| 10:53 PM | comments (x) | trackback (x) |

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新・ピアノ弾きの休憩室 /ピアニスト川上昌裕のブログ。音楽の話題、ピアノ学習へのヒント、日常生活の舞台裏を気まぐれに綴る。