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2005-12-27 Tue
手紙といっても「メール」のことです。偉人というのは、もちろん偉大なる作曲家カプースチンのこと。
朝7時半頃メールを開けたら、資料付きのメールが入っていて(なんで1840KBも!)狂喜しました。もっとも5KBだったとしても同様に喜びますが。彼からメールのお返事が入った日は、今でも一日中機嫌が良くなってしまうほどです。で、この手紙をすぐに読んでしまいたいのに、もう8時過ぎには家を出なければならず、こういうとき苦しいですよね。のどから手が出るほど何が書いてあるか知りたいのに。
5分でざっと目を通せばいいじゃないか、と言われそうですが、彼から送られてくるものはやっぱりゆっくりと味読したいのですよ。(ほんとうはロシア語辞書がないと読めない?)
やっと帰ってきて、感動とともにメールを含めてだいたい全部に目を通しましたが、とてもここには書ききれませんよね。結局、資料はおもにロンドンにおけるコンサートの関連だったのですが…。つまり、例えば来年1月15日(日)にロンドンで室内楽の夕べがあって、プーランク、ショパン、カプースチンがこの日演奏されるわけです。チラシによるとファン・クラブの人のチケット料金が安くなっていて、ロンドンには少なくともカプースチン協会とカプースチン・ファンクラブが存在することは確かです。出版界も含めてイギリスではカプースチンが盛んなようです。
こういった大切な新情報についてはカプースチンのページに追って詳細を書いていくことにしましょう。
ところで、1月15日(日)といえばこちらで企画の「メトネルのコンサート」と見事に重なっていますね。本当に見事なもんです。この日ロンドンにいる人はカプースチンを聴きに、東京にいる人はメトネルを聴きに行くしかありませんね!
by kawakami
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2005-12-26 Mon
2005年はあと5日というところですが、12月は更新が少なかったので滑り込みで書いています。ブログを始める前にも日記を書いたりしていたわけですが、毎日毎日書かない(書けない?)理由は、実は自分へのルールとして決めていることがあったからです。
それは、長く読んでくださっている皆さんにはバレているかもしれませんが、『最低限「音楽」又は「ピアノ」に関係のない話は書かない』というルール。だから話題が(読者が?)おそらくかたよっていたことと思います。で、今後も一応基本的にはこの方針はそのままでいきたいと思っているのですが。(ただし、続けられるかどうかがポイント。長く更新しない間に「もうちょうどこの際だ、やめてしまえ」と思うこと何度もありましたが、しかしいまだやっております。(^_^.) 何か新しい道を切り開きたいのですが…。)
さあいよいよ年末まだやり残している仕事に取り掛かろうという雰囲気が来たところで、自宅のレッスン室を含むエアコンの暖房が同時に2台故障。きっと室外機が2台一緒につながっているからなのでしょうが、困ってしまって他の方法で暖をとってなんとか生きています。とにかく今年の冬は寒いですから…。
エアコンだけでなく、一年を締めくくるように家中のいろんなものが相次いで故障するし、おまけに自分の体の至る所は故障するし、パソコンもまた故障するし、この際すべて完治して出直したい気分です。
by kawakami
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2005-12-25 Sun
昨日のピアノ・パーティーは楽しかったです。
来てくださった皆さん、盛り上げてくださった皆さんありがとうございました。
あれだけたっぷり時間があったのに、まだ全然足りないくらいでしたね。おそらく、もっとレパートリーを披露できる人もいたでしょう。せっかくの場だったなのに、一緒に話すことができなかった人もいてあとから振り返るとすごく残念でした。あまりお話しができなかった方、本当にすみませんでした。とにかく次から次へとやるべきことが多すぎて…。少し欲張りすぎの会だったかもしれません。あらためて、「カプースチン」なら「カプースチン」だけをテーマにして5時間を共有するとか、そういうイベントがまた必要ですね。(個人的には「カプースチン・クイズ」と「超イントロクイズ」ももっとやりたかった。笑)
昨日のトピックは、カプースチンのピアノソナタ12番を献呈された本人その人がパーティー会場に乱入したこと。思わぬ再開に、個人的にはとても素晴らしいクリスマス・イブとなりました。
書きたいことが山ほどありますが、また日をあらためることにしましょう。
我が大学も冬期受験講習会が始まっていて、今日ももちろん出勤。ピアノ弾きには日曜日も何も関係ないのです。受験生も私も、本当にピアノ弾きたちは皆さん真面目ですよ。(笑)
by kawakami
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2005-12-13 Tue
うちの音大では大学4年生の卒業実技試験期間が始まっています。
全員の演奏を聴くわけですから、審査をする側も試験会場に数日間にわたって缶詰状態なのです。百数十名が10分程度の自由曲を選んで弾くのですが、今年はどの作曲家が多く取り上げてられているか…毎年少しは気になるところです。まったく自由の課題なのですから。
卒業試験は公開ですし、名前も曲目もすべて学内の掲示板に公開されているので、それぞれ皆が選択した曲の作曲家の内訳を書いておきましょう。年によってかなり傾向が変わることがありますが、これはあくまで今年度のピアノ科の統計です。数字はその作曲家の曲を演奏した人の数です。(わが音大には「ピアノ演奏家コース」というのもありますが、そのコースはまた別です。)
ハイドン 1
モーツァルト 1
ベートーヴェン 2
シューベルト 1
メンデルスゾーン 1
ショパン 11
シューマン 8
リスト 18
グノー=リスト 1
ワーグナー=リスト 1
フランク 1
ブラームス 6
バラキレフ 1
フォーレ 2
アルベニス 1
ドビュッシー 1
バッハ=ブゾーニ 9
グラナドス 1
スクリャービン 14
ラフマニノフ 12
ラヴェル 4
バルトーク 2
シマノフスキ 1
ベルク 1
ヴィラ=ロボス 2
プロコフィエフ 3
プーランク 3
ショスタコーヴィチ 1※他の曲との組み合わせ
メシアン 2
バーバー 1
ヒナステラ 4
デュティーユ 5
カプースチン 1
佐藤 敏直 2
リストが一番多く、次がスクリャービン。
昨年までとは違う今年にしか見られない傾向もありそうです。これをバラエティーに富んでいると見るか見ないか。1人にしか演奏されなかった作曲家は、誰も弾かなかった可能性も大だと思って良いでしょう。悲しい限りですが…。
これは現代の傾向を反映しているのか、それとも偶然に起きた偏りがあったりもするのか、いろいろと考えてしまう統計でした。
by kawakami
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2005-12-13 Tue
今日は天気が良くて気持ちが良いです。
そして昼間にこうしてブログを書く時間ができたのも何日ぶりだろうか。嬉しい気持ちです。お天気に左右される性格ということもありますが。
いま、有名なロシアの近代作曲家ニコライ・メトネル(もう有名ですよね?)のみを取り上げた演奏会を企画していますが、充実した内容になりそうなのでそろそろ皆さんにお知らせしたいと思います。
詳しくはメトネルのページにありますが、日時は来年1月15日(日)曳舟文化センター(約600席)で夕方の公演です。ロンドン在住の私の尊敬する若手メトネル弾きたちも加わるほか、メトネル演奏経験豊富な演奏者たちによるメトネルのピアノ名曲が多数並ぶ予定で、しかも入場無料でやります。今回の演奏会では、東京音大の声楽科(+声楽演奏家コース)数人の賛助出演がありメトネルの歌曲も聴けます。今回演奏される予定の「歌曲」は、ロシア語の歌詞による作品に絞りました。ロシアものファンならずともこのような機会は滅多にないと思いますので、どうぞ皆さんたくさんいらしてください。
私自身はといえば、今回は企画で手一杯なので演奏はしませんが、とても充実した内容のコンサートになること間違いありません。いま、私もメトネルの歌曲に癒されている数日を過ごしているところです。
by kawakami
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2005-12-11 Sun
このページの更新がしばらく滞っていました。
夏明けにピアノ・トリオOp.126が作曲されたわけですが、その後10月の初め頃にカプースチン氏本人から頂いたメールによれば、もう次の新しい作品「ソナタ第15番」が完成したということでした。「手紙の返事が遅れてしまいゴメンなさい。作曲していたのです。」
このソナタは、“Fantasia quasi Sonata”のようなタイトルになるだろうと書いてありました。この作品は、 デイヴ・ブルーベックと知り合い(!)のアメリカ人John Salmon 氏の依頼による作曲だそうです。
現在も次々と作曲に追われる毎日のようですね。
by kawakami
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2005-12-11 Sun
昨日名古屋でのカプースチン講座を終えて帰ってきましたが、数えてみたら今年2月から講座&演奏の回数は24回にもなっていました。今年1年は振り返ってみると、なんだかんだ言ってもカプースチン関連がけっこう忙しかったことがわかりました。しかし実際どれだけのことができたのか…、それは今後の結果次第です。なんだか反省点ばかりが多い気がしています。
こういう仕事は考えてみれば初めての経験でしたが、自分ができる可能性と限界を知ることができたのは大きかったと思います。カプ講座が一段落したところで、これを機会にライフスタイルも少し変えようと決心しました。あまり忙しすぎてモスクワのカプースチンに手紙を書く時間もないようでは本末転倒ですからね。
ブログも今後はもっと更新したいと思っています。または、いっそのこと閉じてしまうか。どちらかですね…。(^_^.)
by kawakami
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2005-12-04 Sun
今日は彼のリサイタルの追加公演(夜)を聴きに白寿ホールへ行ってきましたが、正直な感想としては、「いたって普通のクラシック・ピアニスト」という印象でした。彼の身体の動きは確かに変わっていますが、ワン・パターンと言ったら変ですが、別にあれは納得できるもので、とりたてて可笑しいものではないように思えます。
まさか前半にムソルグスキー「展覧会の絵」を弾くとは知りませんでしたが、実は予備知識もなくほとんど初めて聴いたのですが、予想とは大幅に違いました。まあ一応親近感は持ちましたが、見かけと噂の方がよほど面白かったかなと。
期待していたのは自作や編曲でしたが、何度か聴くとだんだん分かってきたというか、新鮮な驚きは少なかったというのが本当のところです。自作の「3つのバラード」は、雰囲気は濃厚ですが、書法はシンプルでほとんど即興演奏でできる程度のものでしたし、モーツァルトのトルコ行進曲の編曲も初めて聴いたら面白いのでしょうが、途中にストライド系のジャズが挿入されているだけで、クラシックのスタイルできっちり繰り返されるだけです。パガニーニの編曲もほとんど同じ発想です。でも、お客さんはこういう曲の方がノリが良いし好きみたいですね。
ガーシュインは、ほぼ完全に楽譜をなぞっているだけで、これまた普通のクラシック・コンサートとしては当たり前ですが、ジャズなど何が出てくるか分からないというパフォーマンスをいくらか期待していた私にはちょっと残念でした。
とはいえ、あのプログラムで1日2公演を承諾してしまうのだから、偉いというか凄いことは間違いありません。敬服しました。
by kawakami
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2005-12-01 Thu
現在ファジル・サイが来日していますが、なんと今日はうちの大学へ来ました。
今日のイベントは、「編曲」がテーマの2時間の講座と知らされていたわけですが、何をやるのか非常に楽しみでした。そして期待通り、すべてが意表を突いたものでした。
まず、ハイドンなどのクラシック曲と自作・編曲を混ぜたプログラムを20分ほど弾いたあと、「では皆さんとお話ししましょう」ってな具合になり、その後は質問形式ということになったのですが、学生たちは面食らってしまって満足に質問できた人はあまりいなかったのが残念です。
私自身は訊きたいことや感じたことは山ほどあったのですが、さすがに授業なので遠慮しました。おそらく作曲科の学生が少しでも混じっていれば、授業はもっと面白くなったことでしょう。それにしても、2時間の講座をすべて質問形式でお話ししましょう、という発想には呆れましたが同時に感動しました。しかし、時間は結局そのために早く終わってしまったのでしたが。なんとももったいない…。
今日の2時間でファジル・サイを正しく理解できた人はおそらくいなかったことでしょう…。
というわけで、授業終了後には少しだけ本人と話をしてきました。なんとカプースチンのことなどまったく知らないのですね。アムランのことも。仕方ないので、カプースチンの楽譜は2冊プレゼントさせていただきましたが。(絶対弾いてくださいよ。)
彼の演奏は、あらためて近いうちにもう一度聴きに行きます。
by kawakami
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