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名古屋と札幌で東京音大を無料体験

東京音楽大学の音2007というイベントがあります。
将来、音楽大学進学を希望している人を対象にしたものですが、来月札幌での日程10/28には私も講師の一人として行かせていただくことになりました。演奏会に公開レッスン・個人レッスンがあり、参加・聴講はすべて無料です。アドヴァイスレッスンを受けられる人は先着順のようですが、「教員による演奏」と「公開レッスン」を聴きに来るのはどなたでも申し込めるはずです。東京音大の講師陣が全国に出前をするわけですね。
ちなみに、どの講師も個人レッスンは受け持ちますが、この日の演奏を担当するのはピアノでは私と、声楽からメゾソプラノの菅 有実子先生です。現在のところ、菅先生の伴奏も私が担当させていただく可能性が濃厚です。

会場となるヤマハのアヴェニューホールは、なんと数年前にカプースチン講座をさせていただいた場所と同じですね。そのとき、たしか講座の最後に質問コーナーで、ある方から「川上さんはカプースチン作品で一番好きな1曲はどれですか?」と訊かれたので、まだ出版されていなかった「『ブラジルの水彩画パラフレーズ』ですね」と煙に巻いた記憶があるのですが(笑)、その『ブラジル』を今回の演奏曲目にも入れようと思っています。しかも作曲家自身によって最近改訂されたヴァージョンを。といっても、誰も以前の版と比べて聴くような人はいないでしょうが…。ほかに、ラフマニノフとメトネルからも弾く予定です。

北海道、特に札幌近辺に住んでいて音大に興味を持つ人やピアノの道を考えている小学生・中高生は、是非この機会に足を運んでみてください。無料ですし、こんな機会はあまり今までになかったと思います。どうぞお気軽にお申し込みください。
珍しく大学の宣伝をさせていただきました。よろしくお願いいたします。
ホームページはこちらです→「東京音楽大学の音」ホームページ




雑記 : 21:01 : comments (x) : trackback (x)
ハノン再考(2)

よく考えてみると、やはりピア二ストであれば誰でも一度くらいはハノンを徹底的にやった時期があるのではないかと思います。「ハノンなんて弾く必要ない」と言う人もいるかもしれませんが、たぶんそう悟るまではそれなりに苦労の跡があったことと思います。

ブレハッチもハノンをやっているという情報が入りましたが、ジャズピアニストのオスカー・ピーターソンもハノンをちゃんとやったということをどこかで聞いたような読んだような…。私はまだ持っていませんが、最近「オスカーピーターソンのハノン」というような楽譜も出ていますね。きっとジャズが勉強できるハノンなのでしょう。ハノンも最近はバラエティーに富んでいます。需要もそれだけあるということでしょう。

ところで、ハノンはその使い方が問題だと思うのですが、不思議なことにハノンを「弾いているかどうか」が問われることがあっても、「どのように」弾いているかが問われることは少ないという気がします。楽譜のハノンの前書きの影響力も大きいのでしょうが、その昔、私が大学生時代にハノンで生まれ変わったという噂が学内に立ち始めたとき、誰一人どのように弾いているかを聞きに来た人はありませんでした。「下手だった川上君が上手くなった」ということで、多くの先生方が弟子たちにハノンをやらせ始めたらしく、友人たちがひ〜ひ〜言っていたのですが、どのように弾かされているかを聞いたところ、どうやらフォルテで速いテンポで弾かされていたということ。私は実はまったく逆で、どちらかといえばゆっくりめか普通のテンポで普通の音量で弾いていたのです…。

ハノンを効果的に使うコツは…
すべての音がコントロールできるテンポで、すべての音を音楽的に美しく弾くこと。
必要なのはこれだけだと思います。どのような音が音楽的で美しいのか、これは実際に音を出してみないと言えません。「透き通るような音」という人もいるでしょうし、「芯のある音」という人もいるでしょう。「無理に力が入っていない音」「弾いた後すぐに遠くまで伸びる音」という表現もあります。
また、レガートが美しいこと。レガートにもいろいろあります。本当に必要なのは「絶妙なレガート」で、これはどのような音のつながりを音楽的に美しいと感じるかという人それぞれの感性によるところがあります。
それから、欲を言えば、ピアノを弾いている手の使い方が、傍から見ていても美しく見えることも大切ですね。つまり、上手そうに見える弾き方です。力のかけ方と抜き方が自然にできている状態でもあるでしょう。
例えばこれらに注意しながら毎日の目標を作ってハノンを練習するだけでも、かなりの効果が得られるはずだと思います。

夢中になって原稿書いていたら4500字を越えてしまったので、続きをここに書いてしまいました。
原稿の方は内容をこれから削ぎ落とさなければ…。




ピアノ練習のヒント : 16:27 : comments (x) : trackback (x)
ハノン再考

ちょうどピアノ発表会を2日前に終えたところです。
私は今まで「お邪魔」程度で関わってきたつもりですが(ゆかり門下生がメインだったので)、これからはもっと積極的に関わって良いイベントにしたいという気持ちが強くなってきました。
気がつくと今回はデジカメで写真を撮るのをすっかり忘れていましたので、楽しいものをお見せすることができなくて残念です。
皆さん、それぞれの大舞台を終えて、ホッと一息ついたところでしょうか。

さて仕事の話に戻ると、来月号の雑誌に載ることになっているハノンの練習法に関する4000字の原稿締切りが6日後に迫っていることを思い出し、しかもまだ1行も書き始めていないことに気がつきました。(うわー。) でもこうしてブログを書いている暇があるのだから、たぶん大丈夫でしょう。今日から始めることにします。

とはいえ、今朝メールを開くとカプースチン氏からさっそく「第2回目の校正はいつですかぁ?」と妙に元気のいいメールが入っていて、嬉しいことは嬉しいのだけど、だってまだこれから浄書があって、その後に私が全体チェックをしてもう一度浄書屋さんに出してから届けることになるから、どんなに早くてもあと1ヶ月以上はかかるのですけどね。それに、まだ構成その他に関して検討中の部分もありますし…。2冊分ですから大変です。

来週、ハノンに関してさらに発展した私の考えをもとにして行なう公開講座が一つあるので、これに平行してハノンの原稿を書こうと思っています。いろんなピアノ学習者たちと話していて、ハノンについては本当に誤解されていることが多いと感じました。多くのピアニストたちがハノンについて違う意見を持っていたり、それぞれ個別の経験や考えを語るのをよく聞くと思うのですが、学習者にとってはそのまま受け取っていい部分と参考にできない部分が実際にはあって、この辺を明らかにしていく必要があると思うのです。

そういえば来月に弾くカプースチンの2台ピアノの"Manteca"もそろそろ練習して合わせもしなくてはなりません。相棒のピアニストは、最近本番でベートーヴェンのコンチェルトやらペトルーシュカやらを弾いて忙しく活躍しているのでカプースチンをチョロっと弾くには有り余るほどのエネルギーを持っているだろうから心配していませんが、とにかく合わせの時間がお互いに取れない。この先どうなるのか…。でもまだ1ヶ月もあるからいいか。(ないか。)

というわけで、ここのところハノンとカプースチンを両立する生活を余儀なくされています。
ハノンの話はまた明日ということで。




雑記 : 11:57 : comments (x) : trackback (x)
楽譜の校訂編集作業始まる

モスクワのN.カプースチン氏から赤ペンの入った楽譜の原稿がついにドンと届きました。
切手もドカッと貼ってありますが、ロシアからの郵便物も最近は思ったよりも早く着くようになった気がします。助かりますね。







さっそく中の譜面を取り出してざっと眺めてみましたが、さすがにいくつかの部分で訂正が入ったカプースチンの指使いには、軽く見落としがちな些細な部分にbetterなものがかなりありました。これはもちろん校訂にすべて反映させなくてはなりません。

とにかく膨大な作業に取り掛からなくてはいけない時期がまた来てしまいました。ほかにもいろいろあって、大きな仕事をいくつも同時に進めなければいけないのは大変ですが、とにかく人気のOp.66-2を含む「3つのプレリュード」やソナタ・ファンタジー、その他ピアノソロ新作群を含む未発表の作品を大量に盛り込んだ楽譜が、一日も早く皆さんの手元に届くことを夢見ながら頑張るしかないですね。これから大変な日々が始まりそうです。どんなに早くてもあと2〜3ヶ月くらいはかかるでしょうか。下手すると半年や一年はすぐに経ってしまうので、すべては、こう勤勉に見えても(見えないか?)かなり気まぐれな私の作業の仕方にかかっているので、責任を重く感じています。あー、時間をどう捻出すればいいのだろう。しかも楽しみながら仕事をしたいという贅沢な気持ちもあるし。どうかあまりプレッシャーをかけないで新しい出版物をお待ちいただければと思います。




カプースチン : 10:16 : comments (x) : trackback (x)
日本ベーゼンドルファー本社訪問旅行

昨日、静岡県磐田市の日本ベーゼンドルファー本社に行ってきました。
大学生・高校生から小学生まで含めて総勢30名ほどで貸切バスでの日帰り旅行バス
朝7時30分集合、夜10時過ぎに解散という長い一日でしたが、とても楽しく充実した旅行ができました。

昨年ピティナのステップアドヴァイザーとして初めてここを訪れたのですが、その時参加者たちの弾くピアノの音の素晴らしさに感動したので、いつか学生たちを連れて来たいと思っていました。それがこんなに早く実現しました。
ベーゼンドルファー社長の吉澤さんとは、あるコンクールで知り合ったのが最初で、もう10年くらいのお付き合いでしょうか、今回もとても良くしてくださり、楽器は最高のインペリアルを提供してくださり、贅沢な環境でコンサートをさせていただくことができました。トータルで3時間半以上ものプログラムを皆で弾かせていただきました。



演奏会終了後は、アンコールコーナーでまだピアノを弾き続ける人、2階の展示室を見たり、そこに置いてあった2台のピアノが向き合っているという珍しいスクエアピアノを弾いてみる人。自動ピアノで歴史的なピアニストの演奏の再現を聴かせていただいたりと、皆それぞれに楽しんでいました。









この二人は楽譜も見ずに即興でメンコン(すみません、メンデルスゾーンのVn.コンチェルトのことです)やらチャルダッシュ、チゴイネルワイゼンなどメドレーであらゆる名曲を弾いて周りの者たちを驚かせていました。






帰りには浜松楽器博物館も訪ね、盛りだくさんの旅行となりました。
(他の団体さんも一緒に入ってしまいました。)









予約していた地元レストランで夕食を美味しく頂き、お腹を満たしたあと帰路についたので、きっと帰りのバスの中ではみんな疲れて眠り込むのだろうと予測していましたが、とんでもない、大学生たちなんて最後の最後まで喋り続け、笑い続け…、思ったよりみんなタフで元気なのですね。正直びっくりしました。

企画はそれなりに大変でしたが、これほど充実したイベントだったらまた何かやりたいですね。




雑記 : 15:55 : comments (x) : trackback (x)
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