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Kapustin氏の近況

またもやカプースチンの話題です。

ここのところ、カプースチンとメールのやりとりが頻繁なのです。
楽譜の校正がちょうど終わったところらしく、珍しく手が空いているのかすぐに返事をくれます。ここ数日、ピンポンのようにリズミカルにやりとりをしています。かなり良いリズムですが、どちらかと言えば、私が少し高めのボールを返しても全部スマッシュで返してくる感じです。向こうは自国語ですからね…。
つまり半日以内に返事が返ってくるので、私は1日か1日半くらいかけて次のメールの返事を考えて送信してから寝ると、深夜にはまたメールが入っているという間隔です。彼とのメールは、気の効いたやりとりを続けないと途切れてしまいます。私たちのやりとりに頻繁に出てくるパターンは、一つのメールの文章中の何かキーワードに引っ掛けてお互いの話題を提供していく、というやりとりです。

YouTubeの演奏を見たということで、世界のあちこちのピアニストから私に直接「“マンテカ”op.129の楽譜がほしい、どこで手に入るのですか?」などというメールがこれまでにも届いているのですが、「昨日も韓国のピアニストから熱烈にそんな申し出がありましたよ」とカプースチンに教えると、「私も韓国人から今日メールをもらった。Ahnトリオだけどね。彼女たちは、すでに私の新作ピアノトリオの練習に取りかかったとさ」などと返してきます。そしてそこから話が進んでいくという感じです。

とにかくカプースチンは元気なご様子。
第2作目のピアノトリオop.136は、予想していた以上に長い曲に仕上がった模様です。「大変だったから、もう委嘱の仕事は絶対に請けない」などと言っていますが、確か私に数年前にそう宣言してからもう数曲の委嘱作品を仕上げている気がするのですが…。作曲家の心理はきっと難しいのでしょう。天邪鬼なところもあると言えばあるのでしょうね。

カプースチン : 20:26 : comments (x) : trackback (x)
カプースチン演奏会~追記

「ぶらあぼ」3月号のp.171に、『広がりをみせるニコライ・カプースチン作品』と題されて、私のインタビューを含む記事が公開されました。
今後の私の演奏会スケジュールと予定演奏曲目がザザッと下の欄に書かれているのですが、一部「初演」情報に誤解を受けそうな部分があるので、ここで訂正させて頂きたく思いました。少し前のデータが元になっていたもので…。

5/6のヴァイオリンソナタOp.69(日本初演)となっているのは、これはヴィオラソナタですね。しかも、作曲家本人に問い合わせたところ、このOp.69はまだ誰も演奏していないということですから文字通り初演になる可能性があります。
それとは逆に、フルーティストの大塚茜さんと8月に演奏するフルートソナタOp.125は、(世界初演)ではなく(日本初演)となることと思います。この曲は、委嘱したアメリカのフルーティストがすでに演奏しているようです。

ちなみに、ヴァイオリンソナタOp.70のほうは、昨年9月に西江辰郎Vn.とアンダローロp.がすでに仙台で日本初演したはずですから、この曲はもうメジャーなレパートリーになっていくのは時間の問題でしょう。

カプースチン本人によれば、彼の作品で世界の誰にも演奏されていない作品がまだ28個もあるそうです。この数は、作曲が続けられる限りさらに増えていくわけですが…。

カプースチン : 22:37 : comments (x) : trackback (x)

先日の所沢ヤマハでのサロンコンサートに来てくださった皆様、どうもありがとうございました。当日は満席になり、有難かったです。

今年カプースチンを演奏するイベントでは、毎回違う内容のプログラムと進行を考えています。次回はヤマハ立川店で3月20日(金・祝)
この日は、ラヴェルのヴァイオリンソナタとカプースチンのヴァイオリンソナタを聴き比べるというのが一つのメインコンセプト。どちらも大曲なのでヴァイオリニストは大変だと思いますが…。この日の共演者は竹中勇人さんです。

4月19日(日)にはヤマハ銀座店の6階でサロンコンサートをやります。ソロを中心としたプログラムですが、やはり最後にヴァイオリンソナタを演奏する予定です。この日の共演は桑田穣さん。同じソナタでも、ソリスト(Vn.)によってアプローチが全然違っていて本当に面白いです。しかしどちらも本当に上手い。

彼とは、ヴィオラとピアノのためのソナタOp.69も演奏していただくことになっていますが、これが当面の大きな楽しみの一つです。この曲は5月6日(水・祝)にカワイ表参道《パウゼ》で初演する予定です。

コンサートの情報を更新しました。


カプースチン : 19:24 : comments (x) : trackback (x)
カプースチン演奏会シリーズ

カプースチン作品を生演奏で披露していく企画をいくつか進めています。
今年の活動で一つの新たな点は、室内楽作品にも光を当てるということです。以前から演奏したくてうずうずしていたヴァイオリン・ソナタOp.70も複数の共演者と演奏することが決まっていますし、ほかにも多くの弦楽器・管楽器奏者と知られざる作品をたくさん演奏します。室内楽作品はまだ楽譜が出版されていないものが多いのですが、今後出版されてきっと長く愛奏されていくだろうと思います。

まずは来週2月7日(土)の所沢のヤマハでのイベントから始まります。
あそこの4階サロンは、一度だけ公開講座をさせていただいたことがあります。コンサートをするのは初めてです。1階ショールームで演奏するパターンもあるようです。この日はソロのみでカプースチンとラヴェルを弾く予定。その後の今年から来年にかけてのカプースチン関連演奏会は、ほとんど室内楽付きのプログラムとなる予定です。トークを入れながら演奏をするというスタイルで定着させたいと思っています。

というわけで、カプースチンの未公開作品をいろいろ手がけていますが、本当に1曲として似たような曲はない、よくここまで多様で豊富なアイデアが次々と出てくるものだと本当に感心してしまいます。かなり以前の作品から最新作まで作曲への思い入れはずっと一貫していて、常に新しいことに挑戦し続けています。それを一つ一つ丁寧に形にしていく職人の姿を発見します。そして作曲家カプースチンは、驚くべきことにいまだ成長を続けているのです。本当にスゴイと思います。

カプースチン : 22:35 : comments (x) : trackback (x)
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