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旭川で聴いてきました

10月から進行中の辻井伸行君の国内演奏のツァーですが、ちょうど一昨日は私の故郷である旭川でのリサイタル公演。場所も、私にとってはお馴染みの大雪クリスタルホール音楽堂。このホールは旭川市の神楽(かぐら)というところにあるのですが、私が子供の頃に通った小学校はなんと「神楽小学校」ですよ。そう、まさにこの地で生まれ育ったのです。



というわけで、私たち夫妻も伸行君の初の旭川でのコンサートに駆けつけました。
コンサート当日のロビーでは、個人的な話ですがなんと小学生の時の同級生にウン十年ぶりに会えたり、自分が5歳からピアノを習った先生に会えたりという嬉しいハプニングもありました。
この日の伸行君の演奏会は地元では待ちに待たれたコンサートということで、もちろん満席。お客さんたちも喜んでいたようです。アンコールは4曲も弾くというサービス精神で彼も応えていました。
自分の故郷で彼の演奏を客観的に聴くというのもなんだか不思議な気分ではありましたが、行って良かったなー、と思いました。主催者の方には本当に感謝しています。



ところで、大雪クリスタルホールは音楽堂のほかにいろいろ文化的な事業も行っているようで、いろいろ閲覧していました。アイヌ語のラジオ講座?!などと書いてあるパンフレットを見たりすると、自分は北海道で生まれたのだなあ、とあらためて思ってしまいます。

旭川は短い滞在でしたが、甥っ子の通っている小学校が実家から近かったので訪ねました。


体育館では一緒に良い汗をかいた?!

またすぐ会いにきますからねにこっ

雑記 : 12:08 : comments (x) : trackback (x)
練習時間というもの

昨日、最近知られるようになった若手ピアニスト、12歳の牛牛(にゅうにゅう)君を偶然テレビで見ました。私は普段テレビをほとんど見ないので、すごい確率だったかもしれません。報道番組でのスタジオ生出演で、なんと生演奏もありました。「くまんばちの飛行」や「トルコ行進曲」(編曲)など。食い入って見てしまいました。

トークではお決まりの質問である「毎日の練習時間は?」に、彼は「4時間くらい。効率よく練習すればそれで充分」みたいな回答をしていました。誰も驚きはしないのでしょうけど、ちょっと発見することもありました。
あとからよく考えてみると、12歳であの発言はすごいかな、と。

普通、プロを目指してピアノを弾いている人は、練習はほとんど一日中とか、6~8時間、あるいはもっと練習するべきだとされていることでしょう。あの郎朗(ランラン)だって、子ども時代は練習の鬼だったのですからね。
たしかに忙しい時代です。ピアノの練習だけに時間をかけなくてはいけないライフスタイルは、もう現代ではピアニストであっても許されなくなってきたのかもしれません。それを彼はもう12歳で悟っている、と観ることもできるかもしれませんね。
演奏家の中でも、特にピアノや弦楽器のソリストは練習にめちゃくちゃ時間をかけます。そして、そのくらいやって当然と思われてきました。ただ、この考え方さえ、もう捨てなきゃいけない時代なのだろうか…。

自分自身、これまでの人生でピアノの練習のために費やした時間を考えると愕然とするほどです。だから、もうこれ以上できるだけ練習したくない(笑)、というのが本音ですね。他のことに時間を使いたいのです。でも演奏活動はしたい…、そのためには最低限の練習時間をやはりとらなくてはいけない、という葛藤がいつも付きまといます。やらなければいけない仕事はいつも山ほどあるし、ピアノを離れて勉強したいこともまだたくさんあるのです。

ではいったい一日に最低どのくらいをピアノの練習時間に充てれば良いのか?
牛牛君で4時間なら、私の歳では1時間でいけるか。いや、無理だ。では2時間?これでも、演奏会で何時間もの曲目を人前で出せるほどのものを維持することはできない気がする。練習は、心身ともに非常に良い状態でクリアな集中力を持って臨まなくてはいけない。そんな理想的な練習が2時間実現するためには、前後合わせてやはり4時間くらいの時間確保が必要な気がします。頭をよく働かせて練習すればかなりの無駄を省けるといっても、やはり楽しみながら譜読みをする時間や、指に覚えこませるための運動能力に関わる練習もありますから。
だから、自信を持って人前で弾けるためには、やっぱり毎日4時間くらいは確保するべきでしょうか。

平均4時間といっても大変な時間ですよね。これを毎日確保するためには、ピアノが最優先なのだという意識をずっと持ち続けるか、または無意識にそうなれるための習慣づけを行っていなくてはいけないでしょう。よほどピアノが好きでなくては続かないわけです。
でも、大人になると、好きだけれども続かなくなっていく…のですよね。意志の力が弱くなっていくというか、他にやることがたくさん出てきて忙しくなってくるので優先順位が変わってくるのです。職業音楽家であっても、きっとその葛藤は一生続くものでしょう。

あ~、だから牛牛君のように12歳の時点であのように発言できていたら人生もっと有意義だったかなー、とは思います。

ピアノ練習のヒント : 14:29 : comments (x) : trackback (x)
プロコフィエフ短編集



『プロコフィエフ短編集』(サブリナ・エレオノーラ/豊田菜穂子訳、群像社)
この本が最近になって刊行されました。

一度ブログでも紹介しましたが、これを翻訳したサブリナ・エレオノーラさんは、わが音大でロシア語を教えている先生でもあります。初めて私が彼女に出会ったのは、本当に偶然だったのですがモスクワからのアエロフロートの飛行機の中、座席でお隣になったのでした。初対面なのになぜか話が合ってしまい、なんと同じ大学で教えているということを知りました。その数日後に本当に大学構内でばったりお会いし、それからは私が企画したメトネルの作品の演奏会などでお世話になったり、よくお話をさせていただいています。
今回の翻訳は本当に素晴らしいお仕事です。

プロコフィエフは作曲家としてはすでに有名ですが、作家としての彼の顔を知っている人は数年前には誰もいなかったと思います。プロコフィエフの日記がまず英語で最近になって出版されましたが、この日本語訳の本には、彼の短編集に加えて日本滞在中の彼の日記が初めて公開される形になりました。その部分はページ数が少ないので、本の最後に「おまけ」のような形で載っているわけですが、それにしてはあまりにも貴重な文献だと思います。

初めて公開された彼の短編集と日本滞在中の日記。
この二つがどう繫がるのかというと、どちらも日本語では初めての貴重な情報であるということ以外に、これらの短編は彼が1918年にロシアを出てアメリカへ行く途中、まさに日本滞在中に着想されたものや書かれたもの、その前後3年間くらいの間に出来上がったものなのです。

短編小説を読むとプロコフィエフの頭の中が透けて見えるようで、いろいろなことが想像できてとても楽しかったです。この本は、彼の音楽をよりよく理解する助けになることでしょう。過去の作曲家のことでも、知っているようでまだまだ研究途上のことってたくさんあるのですよね。芸術の真価というものも、きっと時代が下っていくにつれて徐々に正しく理解されていくのでしょう。

雑記 : 21:04 : comments (x) : trackback (x)
パソコン買いました

デスクトップのパソコンを新たに買い替えて、やっと今日セットアップを終えてネットにも繋いで使えるようになってきました。ブログも新パソコンで初投稿です。

この10月にもうすぐ新しいOSであるWindows 7が出るという矢先になって、やっとWindows VistaのPCを買うという変わった行動に出ました。でも逆に今が一番安い時期かもしれません。Windows 7への乗り換えはもちろん無料ですが、せっかくなのでこのパソコンではVistaでずっと楽しもうと思ったりしています。OSの発展過程はひととおり全部経験しておきたい性分なので…。

ここのところだいたい4年に1回、デスクトップとノートPCをそれぞれ買い換えるというのが自分にとってちょうど良い間隔のようです。2年に1台買っている計算になりますね。ちょっと買いすぎかもしれません。

それにしても、何度やってもデータを移行したり、設定をし直したりという作業は時間がかかるし緊張するものですね。新しい使い方を覚えて、ひととおりのカスタマイズを済ませるのに1ヶ月くらいかかりそうです。まだまったく慣れません。とりあえずはブログを更新したりして様子を見ている最中です。

(ところでカプースチンからのメールのファイルはどこへ行ったっけ?汗


雑記 : 23:22 : comments (x) : trackback (x)
公開講座、無事にやりました

昨夜から台風18号の行方がとても気になっていました。
というのは、今日の午前中に埼玉県三郷の楽器店で公開講座をすることになっていたからです。
朝早く起きてニュースを見ると、心配した通り、台風は見事にその時間に東京近辺にも影響を及ぼし、電車がたくさん止まってしまいました。私が乗ろうと思っていたJR武蔵野線もダメです。
でも、行けませんというわけにはいかないので、電車の路線を迂回してなんとか最寄駅の近くの駅までたどり着き、時間まで会場に滑り込みました。雨は降っていなかったけど横殴りの風がすごかったです。

というわけで、さすがに今日は予約が入っていた数のほぼ半分の聴講者しか来れなかったようです。そんなハプニングはありましたが、とにかく講座はできました。お昼過ぎに終わった時には、外はカラッと晴れていて気温も上がっていました。

そういえば、先日カザルスホールの演奏会でのトークの中で、共演者のN氏を「雨男」と紹介したことを思い出しました。つまり、彼が以前リサイタルを開いた当日に台風が来て大変な目にあったという話をネタにしたりして笑っていたのだけど、ひょっとしてあれが祟ったのかな…。

雑記 : 19:26 : comments (x) : trackback (x)
ヴァイオリンソナタ弾きました!

昨日、東京音大のA館ホールで行われたコンサートでついにカプースチンのVn.ソナタを披露しました。
今回共演する竹中勇人さんとは先月24日に一度合わせただけ。その後は2台ピアノデュオ本番があったり、竹中さんもオーケストラで全国各地を回っていて捕まらなかったのですが、やっと本番前夜、羽田空港から到着したばかりの彼を待ってたった1回のリハーサルで昨日のステージを迎えました。



さすがに1000人規模のホールでカプースチンの室内楽作品を演奏するのは初めてだったので、ホールの響きにはかなり神経を使いました。出す音のバランスももちろんのことですが、それより大事なのはピアノとヴァイオリニストの位置です。
ステージ上のピアノの位置の微妙なズレや、反響板の関係でヴァイオリニストの立つ位置によっても客席での聞こえ方がビックリするほど変わるので、前日のリハではピアノを数センチごとに何度も移動しては戻し、またヴァイオリニストの立ち位置についてもさまざま検討しました。
結果はとても良いものになりました。


竹中氏も昨日はこのメトロノームを持参するほど。
気合いのほどが分かりますね。
カプースチン以外の曲で本番の日にメトロノームを持ってこようとしたことなどはないということです。

無事に終わって本当に良かったです音符
お疲れ様でしたにこっ

今日のデザートケーキ


マロンアイス、マロンタルト、マロングラッセ。
マロンづくしです。
甘かった~、けどウマかった~。

カプースチン : 10:45 : comments (x) : trackback (x)
ホールで練習

今日は午前からの一日のレッスンを終えて、ホールで自分の練習。



身体はぐったり疲れているのだけど、ステージ上でフルコンのピアノで練習するのは気持ちが良いものです。自分にライトが当たっているだけで、本番のテンションで練習ができてしまうので本気で何時間も弾けるのですよね。ちょっと恐くなります。スポーツ選手並みに汗だくになりました汗

終わったらもう何もできないくらい疲労していました。帰りの荷物を背負い、駅に向かって足を1歩前に出すだけでもつらいというか…。まだ二日前の本番の疲れも残っていますしね。

雑記 : 23:59 : comments (x) : trackback (x)
昨夜のコンサート



久しぶりのカザルスホールで、ピアノデュオの演奏会を終えました。
皆さま、どうもありがとうございました!



大曲ばかりが続きましたがいかがだったでしょうか。
アンコールの間でトークを入れたのは、当日の思いつきです(^_^)
共演者の中西氏の素顔をいくらかお見せすることができたのではないかな?

私は今日からもまだ忙しい日が続きます。
昨日のコンサート終了後は、普通に食事をして帰ってきただけで12時を回っていました。そして今日も早朝から活動しています!



終演後、門下の大学3年生たちからはこんな素敵なメッセージカードを頂きました。
(写真ではよくわかりませんが、これはハガキ大です。)
ほかにもそれぞれ色々な贈り物をくださった方々、本当にどうもありがとう!

雑記 : 09:18 : comments (x) : trackback (x)
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