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ショパン勉強会

今年はショパンイヤーです。
今日は私の休息日だったのですが、午後、楽譜を持参して光が丘まで出かけました。ラ・フォル・ジュルネのボランティアメンバー(?)などが集まった空間で、私がショパンの話と演奏を1時間ほど披露。ちょっとした勉強会のようなイベントとなりました。

ミニレクチャーをした後は、みんなでお茶とお菓子をいただきながら、ショパンの話に花を咲かせる。その話の成り行きによってはまたピアノに向かって話題にまつわるショパンの曲を弾く、という変わった趣向の会で、もし制限時間がなければ私は一日中でもショパンを弾き続けるでしょう。



幸い、ホールの使用時間は限られていたのでちょうど良い時間にお開きとなりましたが、このような会も楽しいものですね。

ところで、辻井伸行くんの新しいCDが3日ほど前に発売されました。



私もこの音源は聴かせていただきました。
オールショパンなので、ショパンコンクールでも弾いた懐かしい「マズルカ」など、半分以上は私が教えていた時代のレパートリーが入っているので、その成長がとてもよくわかります。今回の録音は以前にも増して良いものが出来たと関係者は自負しているということですが、本当にそのように言って良いかと思います。

さて、伸くんはアブダビへ発ちました。
ここのところ、私のところにも取材に来ているNHKさんですが、なんとついて行かれたようですね。他の件もあって私にわざわざ成田空港から電話を頂くような慌ただしさでしたが、本当にご苦労様です。伸くんはアブダビ音楽祭に出演とのこと。アラビア半島へは私も行ったことがありません。彼は世界のさまざまな場所で、普通にはなかなか経験できない貴重な修行を積んでいる真っ最中ですね。
今年は本当に大忙しです。

雑記 : 18:57 : comments (x) : trackback (x)
カプースチン室内楽作品集

録音が終わった直後、NAR社長の録音エンジニアI氏は「今回は良い曲ばかりだね!」とやっと言ってくれました。今までのCDも自分の中では名曲を選んだつもりだけれど、やはり難解で複雑な曲も多かったのかなと。
今回のは本当にすべて傑作です。どれか1曲だけでも大ヒットしそうな可能性を持っていると思います。あくまで私の感覚ですが。

ちなみに今回の収録曲は、
・ヴァイオリンソナタ 作品70
・シンフォニエッタ(連弾)作品49
・「マンテカ」によるパラフレーズ(2台ピアノ) 作品129
・フルートソナタ 作品125

「シンフォニエッタ」と「フルートソナタ」が世界初録音です。







共演者には恵まれたのでどちらかと言えば負担は軽かったですが、予想どおり一番きつかったのは一人で録音した「マンテカ」でした。


3日目フルートソナタの録音終了後の写真

休息とエネルギー補給には少し気を遣いましたが、今回は体力はまだ余っていました。時間はギリギリいっぱい使いましたが。
連日遅い時間まで献身的で音楽に情熱的な仲間の皆さん方には大感謝でした。本当にどうもありがとうございました。

CDは、7月7日リリースの予定です!

カプースチン : 19:51 : comments (x) : trackback (x)
終わりましたー

3日間のハードなCD録音、とにかく終わりました。



帰宅して振り返ると、夢だったのではないかと思われるほど過去のことに思えますが、体はたしかに3日間の疲れを背負っているのを感じます。
たぶん明日からが大変な気がしますが、寝込まないように注意して、引き続きハードな生活を続ければたぶん健康が保てるのでそうしようと思います。

共演者の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
お休みなさい。

カプースチン : 00:26 : comments (x) : trackback (x)
CD録音いよいよ

ここのところ、毎日全力投球の日々です。
大変な本番前はいつも、「こんなに辛くて何か良いことあるのかなあ…」という気分になりますが(笑)、これを超えないことには何も生まれないのですよね。

どう考えても、フルートソナタの第3楽章のテンポ指示「付点二分音符(1小節)=92」は速すぎて無理だと思うので、本番二日前になってカプースチンにそれを書くと、「では、84で行きましょう」ということ。早く言ってほしかった(笑)。(これでも常識的に見て異常に速いのですが。)

ところで、カプースチンファンからの情報では、先日書いたチェロソナタのCDは先月からNAXOSのミュージックライブラリーで公開されていたということです。私もさっそく聴きましたが、なかなか良い演奏だと思います。こんな演奏家たちがどんどん出てくるというのは驚異ですね。作曲家本人をリアルタイムであれだけ喜ばせているのですから。
(それよりも、こんな新譜がすぐに聴けるナクソスのライブラリー(NML)も異常ですよね。)

カプースチンははっきり言って未来の作曲家だと思いますが、現在進行形で発掘していく人も必要だから、私ももう少し頑張らなくてはいけないと思ってやっています。

…とにかく朝から晩までピアノを弾き続けています。

カプースチン : 09:21 : comments (x) : trackback (x)
メールでのやりとり

例えば、フルートソナタのフルートパートで、ピアノスコアによればある音にフラットが付いているのに、フルートのパート譜には同じ音に何も付いていなかったりする。「どちらが正しいのでしょう?」というような質問がいくつも必要になり、メールを書き続けています。それに対して、ある部分は「それはピアノ譜が正しい」とか、「その音はパート譜のほうが合っている」などと予想しない答えが返ってきたりします。だから、すべて作曲者本人に訊かなきゃダメなんですよね。ある作品の音源を初めて発表する際には、作曲者とやりとりができる場合はだいたいこのようになるものです。録音間際になって、最終稿が確定するような場合もよくあります。

私とカプースチンの場合は、東京とモスクワという離れた場所にいながらにして楽譜の編集を一緒に行った経験があり、暗号というか略語のようなものも含めて、よくわかり合える便利なコミュニケーションの方法を編み出したのです。そのお陰で、どんな細かい質問でも大丈夫です。

こんなやり取りもありました。
「○ページ○小節のこの音はフルートの譜面ではソに何も付いてないのですが、ピアノスコアのフルートパートにはソにシャープが付いてます。どちらが正しいですか?」と訊くと、カプースチンは、「あ、そこはピアノ譜のほうですね。でもそれより重大な間違いを同じ小節に発見してしまった。2拍目のピアノの右手の和音(ラ・ド・ミ・ラ)には4つの音すべてにナチュラルが付いているけど、ドに付くべきはシャープの間違いだった」って、あの、それじゃここの和音はマイナーからいきなりメジャーコードになってしまうのですけど…。いいんですか?(笑) 念のために、「そうすると、同じ小節内の最後の拍の和音にもそのシャープは生きるわけですか?(まさかと思うのですが…。)」「もちろんです。」「えーっ?!」というようなやり取りを、今後録音直前まで続けていく可能性もあります。また、作曲家本人ですから、「やっぱりここはこちらの音のほうが良い」などと、現時点での最良の変更を加えてくることもあります。創造者というのはみんなこのようなものなのです。

そういえば、私が5年前にカプースチンの作品集2巻を録音する時には、楽譜も同時に編集したのですが、楽譜にカプースチン本人による赤ペンの訂正が入ってきて、私の手元にそれが国際郵便で届いたのがその曲の録音の2日前でした。急いで音を変えて練習しなければいけない羽目になったのを思い出しました。一部すごく複雑なリズムに変更された曲もあったりして、けっこう苦労しました。

今回はこのまま乗り切れると良いのですが…。

カプースチン : 16:46 : comments (x) : trackback (x)
カプースチンの室内楽

今日はカプースチンのヴァイオリンソナタの久しぶりの合わせでした。
なんだか毎日ヘトヘトに疲れています。

実は先日からフルートソナタのパート譜とピアノスコアを、楽譜の校正をするようにじっくりと見比べていたのですが、なんと間違い探しで30カ所くらいも見つけてしまいました。表情記号や強弱記号が抜けているなど、細かい部分での不一致が多いようなのですが、それでも4~5カ所どうしても作曲家本人に訊かなくてはいけない重要な箇所もありました。昨晩からロシアとメールのやりとりをしていますが、半日で2往復しました。レスポンスが早い時は本当に早い。カプースチン氏にはいつも感謝です。

フルートパート譜に、明らかな誤植(といっても手書きなのですが)が数ヶ所見つかって、これはちゃんと次の録音には反映しなくてはいけません。

さて、ついでにカプースチンさん本人からの新情報ですが、「一昨日、ベルリンから新しい録音のCDが届いたよ。私のチェロの3作品+チェロソナタ第2番が入ったもので、チェロはEckart Runge、ピアノはJacques Ammon。ピアニストは私のスタイルを完璧に理解していて、本当に気に入った。希に見る演奏だ。」というコメントです。すごいですね。プレッシャーをかけられているような気もしますが(笑)。
でも世界でそのような演奏家が増えてきたということは嬉しいことです。カプースチンのチェロソナタ第2番はきっと世界で初の音源となりましたね。

カプースチン : 22:53 : comments (x) : trackback (x)
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