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室内楽合わせ!

今日はベルギーから来たアンサンブル・メンデルスゾーンの3人と自宅で合わせをやりました。



遠くからそれぞれバラバラのスケジュールで動いていたのに、ちゃんと我が家に全員時間どおりにたどり着いたので感動しました。特にソフィーさんは日本が初めてだというのに!

今日はVn.のダニエル、ソフィ、Vc.のニコラと四重奏と三重奏の合わせをやったのですが、初回の合わせで「さすが!」と思わせるものがありました。これがとても嬉しかったです。
今日はカプースチンの『ディヴェルティメント』Op.126と深川甫(はじめ)さんの新曲のカルテット、そしてヴァイオリンとピアノの曲を数曲やりました。

チェロのニコラ君のカプースチンのトリオのパート譜をたまたま覗いたのですが、なんと青いペンでぎっしりと指使いや弓の指示等が書き込まれていて、かなりやる気満々ということが見て取れますね。



ちなみに、このカプースチンのOp.126もおそらく日本初演になるのでしょうか。まだまだカプースチンには演奏されてない曲が多いのです。
今回彼らとは初共演となるのですが、「このメンバーならいけるな!」と確信しました。
深川さんの新曲(第1楽章~Interlude~第2楽章=合計約15分)もとても良い曲だということが分かってきました。今日が初の音出しですから、まだ作曲者本人も生の音は聴いていません。でも、聴いたらきっと満足してくれるのではないかと思います。演奏者は全員、この曲が好きになったようです。

明日ベルギーからさらにメンバーが加わり、他のプログラムの合わせも始まります。この演奏会はブログでも一度紹介しましたが、日時は11月9日(水)19:00開演、場所は日暮里サニーホールです!
一人でも多くの皆様にこの演奏会を聴いてほしいと思っています。

11/9演奏会の詳細はこちら→http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1640396



雑記 : 22:05 : comments (x) : trackback (x)
カプースチンのピアノコンチェルト第3番の練習風景

先日20日のオケ合わせ時の練習風景の動画を一昨日からフェイスブックで公開したりしていたのですが、1日経たないうちに再生回数が2000回を超えるほどの反響があって驚いています。まだ練習の映像で演奏はお恥ずかしい限りなのですが、まだ誰も聴いたことのないカプースチンのピアノ協奏曲第3番が音になって聴けるのだからそれなりに感動ではあります。一体どんな曲かと思っていた人も多かったと思いますが、聴いて安心した(笑)というか、カプースチンがますます好きになったという人もいるのではないかと思います。ここ、ブログでは動画を公開できないので残念なのですが、あとはもう本番を楽しみにしていただくことにしましょう。

ところでその11/6(日)のコンサートですが、これまで入った予約(すでに締め切り)と招待席等でもうほぼ900の座席は埋まってしまうだろうとのことです。あとは、事前に申込みをしていたのに当日用事が入って来れなくなった人などの席が当日券となって出るのかと思います。



さていよいよ本気を出さねばと思っています。

カプースチン : 13:08 : comments (x) : trackback (x)
カプースチンの楽曲解釈

ここのところカプースチンばかり語っているように見えるかもしれませんが、大部分の時間はもちろん普通のクラシックレパートリーに従事しています。だからこそカプースチンでときどき心が開放されるという感じです。(笑)

先日、2回目のコンチェルト3番の合わせをしましたが、本当に奥が深い曲でたくさんの魅力に満ちている曲だということがわかりました。オケ合わせでは、メンバー全員が揃うのはもう少し先になりそうですし、全体像はこれからもっと明瞭に見えてくると思いますが、とにかく指揮者の曽我さんが入念にスコアを見てくださっているのが嬉しいです。カプースチン本人から私が昨年に手渡しでもらったスコアの自筆譜を渡したのですが、彼はそれを見ていると印刷譜と比べて発見することが格段に多いと言います。とてもわかる気がします。



コンチェルト3番のオケ合わせの日には、いろんな人が見学に来てくれています。先日も駆けつけてくれた西本夏生さんは、私とはいつもカプースチンについて熱く語る仲でもありますが、彼女は来年1月にスペインでカプースチンのピアノ協奏曲第6番を演奏することが決まっています。これはおそらく私が2013年に世界初演して以来の演奏になるはずです。

新曲(音源がないものや、あっても新しい作品)の音楽づくりはとても面白いものです。こういう経験を積んでいくと、演奏者・解釈者によって曲の内容や音楽の印象はいくらでも変わるということがよくわかります。

いま同時進行で11/9の室内楽のコンサートの準備も進めています。その夜は、ベルギーのアンサンブル・メンデルスゾーンのメンバーとカプースチンの「ディヴェルティメント 作品126」も演奏する予定ですが、この作品もこれまでほとんど演奏されていません。ただ、いくつか演奏された音源がありますが、私自身が楽譜から読み取るこの曲の本質とそれらの演奏とは全然違うので、本番で自分たちにどんな演奏ができるか楽しみでもあるのです。ただ、弦楽器奏者にとってカプースチンは特に難しいという声もよく聞くので、本当に演奏技術の問題なのか解釈の問題なのか確かめてみたいという感じはしています。今回、チェロはカプースチン演奏の経験者ニコラ・デルタイユさん、ヴァイオリンも高い技術を持つダニエル・ルビンシュタインさんなので、少し頼もしく感じてはいます。

どこまで続くかわかりませんが、1曲でも多く作曲家が意図したものに近い演奏を残したいという一心でやっています。いろんな曲をやってきましたが、本当に「こんなものを生み出すことができるなんて奇跡としか思えない」という曲が山ほどあるのです。
何といっても、こんなにすごい曲(ピアノ協奏曲第3番)を創っておいて、誰にも演奏されずに31年間も黙っていられるという人間の器が私には本当に理解できません。もし自分だったら、「みんな!すごい曲ができたよ~!」とワーワー騒ぐかもしれないと思います。(笑) やっぱり天才は違いますよね。

カプースチン : 17:32 : comments (x) : trackback (x)
プレ合わせ!

今日は、カプースチンのピアノ協奏曲第3番の生まれて初めての音合わせでした。



代振りの学生指揮者で全楽章やりました!
ただ、今日は演奏メンバーのスケジュールの関係でサックス全員とギター、ハープなどがいなかったので完全な形ではありませんでした。それでも、「まさか最後まで行くとは」という感じで、さすがは皆さんプロの卵というか、まあプロですね。思ったとおり、初演ですから楽譜も当然初版ですので、スコアにもパート譜にもミスプリがけっこうあります。それを正しく直しながら合わせていく作業があります。

しかし、今回演奏することでカプースチンの3番のコンチェルトはショット社から正式に出版されたようです。

《ショット社》カプースチンピアノ協奏曲第3番

楽譜にはすでに初演データが載っており(演奏会はまだ来月なのに!)、演奏会の日付とソリストの私の名前や指揮者の曽我さん、そして東京音楽大学のオーケストラの名前も入っているようです。カプースチン演奏史においては、明らかに歴史的なコンサートになるという位置づけですね。

チラシは前回ブログでもお知らせしましたが、往復ハガキでの申込みは10月18日までです!

カプースチン協会経由でもチラシはお送りできます。
→カプースチン協会ホームページ

今回はチケットの動きが早いようですので、カプースチンのたった一度しか聴けないこのピアノ協奏曲第3番、今回は本当にたくさんの人の協力の上に実現したコンサートです。しかも舞台は東京音楽大学!もちろん初演の準備のためにはそれなりにお金もかかっています。30年間も封印されていたこの幻の大作をどうぞお聴き逃さないよう、楽しみに期待してお越しいただければと思います。


カプースチン : 23:59 : comments (x) : trackback (x)
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