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カプースチン夏フェス2026の出演者紹介!


8月19日(日)にカワイ表参道パウゼにて企画中の「カプースチン夏フェス2026」と題した初めてのイベントを行ないます。すでに一度告知しましたが、ちょうど1か月前となりましたのでイベントの概要についてもう少し詳しく書きたいと思います。


今回私はおもにコンサートのナヴィゲーターとマスタークラス講師の役割に徹するつもりですが、コンサートに抜擢させていただいた11人の奏者たちについて、ここであらためて軽く紹介しておきたいと思います。コンサートではカプースチンの豊かな作品群から傑作の数々、そしてこの演奏会でしか聴けないレアな作品も演奏されることと思います。

このコンサートに出演される皆さんはカプースチンを敬愛する素晴らしい経歴を持っている方々です。またカプースチンを長く演奏してきた経験のある人たちも多く含まれています。今回は本当にバラエティに富んだメンバーが一堂に会し、コンサートとしてはかなり面白いものになるのではないでしょうか。2015年から毎年のように開催してきた「カプースチン祭り」に多く出演された方も半数以上います。

今回はいろんな偶然が重なって予想外に華やかな公演になりそうです。
一番最初に挙げたい奏者は、仙台国際コンクールで第3位に入賞した天野薫さんです。先日テレビ「題名のない音楽会」に出演していたのも拝見しました。彼女がこのコンサートに出演してくれることになったのはとても嬉しいことで、実は彼女は過去の「カプースチン祭り」に最年少でエチュードを弾いて出演してくれたことがあったりなど、すでに作曲家カプースチンとの繋がりがありました。またピティナのプレ特級部門でもカプースチンをプログラムに入れて入賞しています。これ、すべて小学生時代の話です。その時点でも驚きではあったのですが、その後さらに仙台国際コンクールで堂々3位を獲ったのは11歳の時という話なのです。今ようやく中学生になったのでしょうか。本人はとても謙虚なのですが、このような話はもちろん頻繁にあるものではないでしょう。
2023年の夏にプレ特級に入賞した直後の彼女と偶然ピティナ特級部門決勝の会場(サントリーホール)で会った時のレビューがありました。下にリンクしておきます。
https://www.masahiro-kawakami.com/archives/11542

今回イギリスから参加してくれることになったルカ・河内・ニューマン君も現在16歳。今回は若い才能ある奏者たちがカプースチンの「夏フェス」に参加してくれることで、面白いコラボが期待されます。彼は日本のカプースチンイベントには初登場で、現在パーセル音楽学校で作曲とピアノを学んでいるそうですが、その腕前はピアノですでにいくつかの国際コンクールに入賞しているだけでなく、作曲においてもすでに入賞経験を積んでいる有望な若手です。今回はおもにカプースチンのピアノ協奏曲第3番や第6番の私の演奏音源のことなどをめぐって直接コンタクトしてきたことがきっかけで出会うことになりました。レパートリーは古典・ロマン派から現代に至るまで多彩なようで、音楽と演奏の深奥を追求する意欲満々の好青年という印象を持っています。

他の出演者はすべて「カプースチン祭り」に1度以上出演、あるいは「常連メンバー」と言えるラインナップです。カプースチンをこよなく愛する伊石有里さん、それに続く福馬彩也子さんのお二人はすでにカプースチンを長く演奏してきた経歴を持ちますが、どちらも大学でカプースチンをテーマにした修士論文を提出したということは特筆して良いでしょう。伊石さんは過去のカプースチン祭り第2部で私が行なった公演で『シンフォニエッタOp.49』(全楽章)を共演していただいたこともあります。福馬さんも学生時代からソナタを大学の試験で取り上げるなど、音大にカプースチンを普及させていた印象があります。

原田千明さんも上記の二人のように音大の出身者で、長い「カプースチン祭り」史上では比較的最近登場したほうですが、すでに目立つ存在感を放ち始めています。本人はそんなつもりはないかもしれませんが、これまでにやってきたことを見ても、自分のソロだけではなく多くの楽器奏者を集めてオール・カプースチンのコンサートを開催したり、大きな室内楽曲やピアノ協奏曲さえもどんどん演奏していく勢いで、いくつものカプースチン作品を攻略していっている印象があります。今回は同じ大学出身のフルートの前原希美さんとの共演。実は前原さんも「カプースチン祭り」への出演経験があり、プロフィールを拝見すると彼女もジャズやアドリブも得意なタイプのアーティストかもしれません。

嶋村等さんも古くからの「カプースチン祭り」常連奏者で、彼はカプースチンの膨大な作品群からまだ誰も演奏したことのない作品や難解な小品などを取り上げることでも仲間内では有名です。それによってまだ光が当たっていなかったカプースチン作品のいくつかを掘り起こしてくれました。

齊藤珠乃さんと武田ひとはさんは、最近ピアノアンサンブルのユニットとしても演奏をしているということですが、「カプースチン祭り」にはやはり以前から参加してくださっています。私自身は「カプースチン祭り」で知り合いましたが、今は多くのカプースチン仲間たちを繋げてくれています。武田さんはジャズの活動もされており、またアレンジや即興もできるピアニストです。クラシック演奏家とはまた違った視点で新しいカプースチンの魅力を提供してくれて、いつも良い刺激を与え続けてくれています。

白神澄弥さんと加藤佳澄さんはともに「カプースチン祭り」への出演が過去にありましたが、私がはっきりと認識したのは今年5月のベヒシュタインのカプースチン・マスタークラスに参加してくれたことがきっかけです。カプースチンの作品の中でも決して簡単ではない楽曲を見事に弾いてくれました。白神さんのレパートリーはクラシックの中でもジャズと親和性のある作曲家の作品が多く含まれている印象で、やはり独自の音楽観があるようで楽しみです。

当日の演奏時間の大体計算すると、出演者紹介のための私のトークの時間は限りなく足りないであろうことがわかったので、あらかじめ少しここに書いておきました。ここでは自分以外の出演者を紹介してきましたが、私自身も当日は興が乗ってきたらトークだけではなく何か演奏するかもしれません。

後半のマスタークラスは、さらに少し新しい作品も交えながら出演者3名による演奏を聴かせていただき、そこに私が加わる形でカプースチンの音楽の魅力をさらに引き出そうとする試みと思っていただければと思います。出演者の皆さん方や聴衆の皆さまと一緒に、少しでも多くカプースチンの音楽とともに素晴らしいひと時を過ごしたいということが最終目的でもあります。ぜひ当日起こるであろう化学反応を楽しんでいただき、また一緒に刺激的な時間を過ごし、そして新しい価値の発見をしていただく機会にしていただければと思いながら現在企画を進めているところです。
ほかにももちろんカプースチン弾きとして紹介したかった人はいたのですが、今回は上のようなメンバーで開催いたします!

8/19のチケットは以下のteketサイトで申し込むかメールにて、又は私にも直接気軽にお声をおかけください。絶賛発売中です!
(夏休み中とはいえ、平日午後の開催ですみません。どうしても来ることができない方もいらっしゃるかと思います。)
→チケット購入サイト(テケト)

また、インスタグラムにこの「カプースチン夏フェス2026!」の特設アカウントが作られました。このイベントの出演者や曲目に関するより詳しい情報、またイベント当日までの情報提供を含め更新していく予定です。合わせてこちらもご覧ください。
→インスタグラム「カプースチン夏フェス2026!」

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