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なぜ日本人は英語が下手なのか


日本人は英語が苦手だという話はずっと以前から聞かされていますが、その理由はいろいろ言われてきたと思います。それは日本語と英語が似ても似つかない言語であるからとか、学校教育や学習の方法が良くないのだとか、あるいは逆に日本語を喋る人口は世界的に見ても多く、この言語でどんな専門分野のことも高度に語ることができるから、また特に英語で情報を取る必要がないくらいに必要十分な知識にアクセスすることができるから…など、考えられることはいろいろありました。

でも昨日たまたまプレジデントオンラインで出てきた記事に、日本人がなぜ英語が下手なのかということについて、読んでいてこれまでで一番腑に落ちた気がしたのでその記事を紹介しておきたいと思いました。
以下のサイトの記事です。ぜひ読んでみてください。
(興味を持った方はぜひこの記事の元になった本(「英語力の核心」(2026/3発売)も読んでみると良いかもしれません。私も含めてですが。)
→yahooニュース「なぜ日本人は英語がヘタなのか…」

それはある意味で日本の経済力、豊かさという面からの考察なのですが、もちろんそれだけではないと思うものの、この論点はきちんと知るべきではないかと私も感じるのです。日本人は世界の中で生きていても、英語が喋れないということでそれほど切羽詰まったことにはならない、というか、日本語だけできれば特に問題なく生活できてしまうということはあると思います。私もこれまで例えば海外のマスタークラスで指導していると、英語圏ではない国で生まれ育っているのに、小さい子でも英語の通じ方や喋ることに対する抵抗感のようなもの、そしてコミュニケーションそのものに関しても日本の学生とは全然違うことによく驚きました。アジア人の中でもなぜかいつも日本の大学生だけが、世界中から集まって来たどの国の学生よりも英語を喋らない(喋れない)のです。

その傾向は日本人気質というよりも、もっと全体的な問題なのかもしれない、と最近思うようになりました。もちろん個人的には外国語を喋ることに対する「向き不向き」のようなものがあったり、また特に英語が本当に苦手というような人もいるとは思います。でも最近はネットで勉強できる環境も整っていて、特にアーティストのような方々、また留学生として海外経験をしたことから始まって外国語を喋れるようになった人、あるいは何らかのYoutuberとして日本にいながら数か国語を身につけるような日本人もどんどん出てきています。だから日本人全員が英語が苦手なはずはないのではないかと思っています。

アジア諸国のいろんな国の人口は日本の人口に比べると少ない国ばかりですので、やはり日本語の世界はそれ自体で存在感は大きく、また言語の需要としても世界的に見てかなり大きなものがあるようにも思います。一国で1億を超える人口というのは世界にそれほど多くありません。また日本には歴史的・文化的に発信できる内容がたくさんあります。最近は驚くほど多くの外国人が日本語を喋っているという現象も偶然のことではないでしょう。ただ、日本では外国人の在住者を含めても全体としては人口がどんどん減り続けている、ということは懸念すべき事態だとは思います。これは本当は食い止めたいところですが、政府の方針で今後どうなっていくのかわかりません。

この記事では結論としては、日本人の英語習得のハードルになっているキーワードは「経済」と「人口」であり、「英語がなくても生きられる経済環境」である、ということなのですが、だからと言って日本が豊かである限り英語など勉強する必要はない、ということにはならないのではないか、と私は感じています。あくまでも日本は英語環境には適していないけど、それは英語が苦手である理由を上のように理解するだけにしておいて、やはりある程度多くの日本人が英語を高度に操ることができるようになるべきではないかと思います。

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