3月にカプースチンの室内楽作品のプログラムでCD録音の予定です。
まだまだ音源が少ないので増やさなくてはいけません。
フルートソナタ、ヴァイオリンソナタ、ピアノ連弾曲などが中心になる予定です。
いろんな方からご助言も頂き、やはり年末に楽譜を出版したばかりの2台ピアノのための『マンテカによるパラフレーズ』op.129も録音する方向で動き出しました。といってもこれは一人で重ね撮りをする予定です。
カプースチン本人とも話をしているところですが、彼のコメントとしては「たしかにAsuka MatsumotoもCDでは両パートを一人で弾いているね。彼女はどういうわけかあの曲を4’57″もかかって弾いているけど、私は3’35″くらいで弾かれるべきだと思っているのだが。」ということで、テンポが全然違うということを意味するわけですが、これは私が録音する際にはそれを考慮せよということなのだろうな、と思いました。彼は自分の曲をテンポと小節数からすぐに演奏時間を割り出すことができるのです。
ただ、カプースチンの曲って、テンポにかかわらず良い音楽になることも確かなのですけれどね。だからAsukaさんの演奏も一案です。
私が2年前にMakoto Nakanishi氏と演奏したものは4’25″位かかっています。
しかしこれには訳があって、演奏会場が東京芸術劇場で2,000人を収容するホールだったので、ゲネプロの時に「これは速いテンポで演奏しても残響のために誰も聴きとれないだろう」ということで、テンポをガタ落ちさせて弾くことに決めたのでした。それで、本番だけ遅いテンポをキープして最後まで弾くのにかなりのエネルギーを消耗したことを思い出します。
この点、カプースチンにも弁明しておいたので、新録音はまた新たな解釈として期待してくれることかと思います。実際にあの曲は作曲家の指示通りのテンポで弾くとかなりカッコいいです。