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ウィーンより(おまけ滞在長引く)


その後まだ陰性が出ないので(;_:)ウィーン滞在が長引いています。

そうこうしていたら、辻井伸行君からLINEが入って「ヨーロッパとアメリカのツアーを終えて無事に帰国しました!」との連絡が入りました。おー、すごいね。この状況下ですべて大成功を収めて帰ってくるとは。後にお母さまからも動画が送られてきて、ロサンジェルスのハリウッドボウルでの公演でのカーテンコールのシーンを観ることができましたが、いやすごい声援ですね。この大歓声はコロナ禍ではずっと味わえないものでしたよね。

続けて辻井君より:「先生はなかなか戻れず大変そうですね。ブログ読みました。」
ありがとう…(;_:) ブログを読んでくれたなんて相変わらず優しいね。涙が出ますよ、ホントに。
とにかく彼は無事に大きなツアーを終えてすべての公演をやり切って帰ってきました。
本当に良かった。

まあウィーンでは美味しい食事はとっている(と思う)し、涼しい気候で練習も毎日できているので幸せなほうかもしれない。ただ、さすがに同じホテルの朝食もそろそろ飽きてきたというか、気分を変えたいとも思う。ところが近くのホテルに空きがないのでもう少し滞在を伸ばすしかなさそうです。
このホテルの朝食は当初は満足していました。

(ケーキはもう食べ始めておりますね…)

フルーツもあるし、野菜もゼロではない。いろいろ食べるものがあって栄養も心配ない、という意味でこの写真を日本にいる妻に送ると「でも笑っちゃうぐらい洋食ですね」と言われました。
確かに日本の目でもう一度この写真を見るとその通りですね。でもこれしかないのですから。これを毎日食べています。でももう14日目だからさすがにだんだん飽きてきた…。

でも、お昼とか夕食に中華や日本食が食べれるのだからウィーンはまだ良いほうで、もしこれがイタリアだったら大変なことになっていたかもしれません。例年行っていたペルージャにはアジア料理のお店でさえ近くには1軒くらいしか見つからなかったし、今回招待されていたアマルフィ海岸のマイオーリには日本食はおろかアジアン料理も含めて1軒もなかったそうです(学生談)。
今回のこのリスクを考えると、今年はイタリアの仕事はすべて断って、ウィーンの仕事だけOKしたという選択はあながち間違っていなかったのかもしれません。もしイタリアだったら日本食がなければ生きられない私は絶体絶命の窮地に陥っていたかもしれません。パスタとピザだけでは生きていけません。ウィーンには美味しいオーストリア料理だってありますから。


とにかく日本にいつ帰れるのやらわかりません。最初に陽性判定をもらってからとりあえず5泊延泊した最後の日も今夜でおしまい。さらなる延泊をまた明日から一体何泊分取れば良いのか?そしてそれを誰が払うのか?
どちらにしても、もう明日はいよいよ最後の切り札、ウィーンの日本大使館に電話をしようと思っています。なんとかしてもらえないだろうか。

聞けば、今は日本だってコロナが蔓延しているというではありませんか。ヨーロッパではすでに考え方として、コロナはもう終わっています。皆そう思っています。ヨーロッパ各国から同じような話を聞きます。つまりウィルスはまだ蔓延しているかもしれないけど、誰も怖がっていないということです。自由に出歩くことができますし、仮に感染してもさせたとしても何か問題が起こるわけではありません。日本ではそうはいきません。まだ自主隔離、強制隔離が残っていると言いますし、濃厚接触者という考え方がまだ生きているというし、陽性者に至ってはどこどこに入ってはいけないとか、交通機関に乗ってはいけないとか、仕事に来てはいけないとかいろんな制約があるのでしょう。水際対策と言いますが、日本国内の感染者がこれだけ多いのに外国から来る人にいつまで陰性証明書を義務付けるのでしょう。海外諸国はそんな日本からの入国者を自由に受け入れてくれています。逆ではないでしょうか。そして日本は外から来る人は外国人ばかりではなく、私たち自国民であっても入国させてくれないのです。こんなことをまだやっている国ははっきり言って日本と中国と…、もう他にはあまりないのではないでしょうか。

とにかくこちらの国の人たちには「日本って大変ですね」と深く同情されておりますが、私も本当にそう思います。ここ(ウィーン)は本当に自由です。それだけが大きな心の救いとなっています。なので、もし暇ならずっとここにいても良いのですが、もちろん日本での仕事がありますのでまあ一日も早く帰りたいわけです。
さあ今日も元気にPCR検査の結果を待とう!

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