ピアニストのミシェル・カミロが来日しており、ここ数日間ブルーノート東京でトリオでの公演が続いておりましたが、昨日ついに聴きに行ってまいりました!


これまでコンサートホールでジャズピアニストを聴くことはありましたが、ここブルーノートという場所でミシェル・カミロを生で聴けるとは感動もひとしおでした。日本では昨年はコンサートホールでの彼の公演もありましたが、今年はトリオで弾くカミロも噂のとおり揺るぎなくパワフルで、あのタッチと彼独特のリズム感と情熱に、わかってはいたけれど完全に飲み込まれました(笑)。
私のミシェル・カミロの音楽との出会いはもちろん「Caribe」で、それは忘れもしないラベック姉妹の演奏だったのです。1980年代のことだったと思いますから、あの名曲が生まれてけっこう間もないくらいの時期だったかもしれません。当時はそのラベック姉妹がテレビでガーシュインの『ラプソディ・イン・ブルー』などを演奏していて、当時の日本ではそれもほとんど知る人がいない新しい音楽だったりしたのですが、クラシックではなくジャズなど他のジャンルの音楽に特化して演奏していた彼女らのCD(?)、あるいはラジオ番組の録音物か何かを私が手に入れた記憶があって、その中に1曲目にカミロの「Caribe」が入っていたのです。非常に強いインパクトを受けたのを思い出します。カミロはその後も自身のオリジナル曲をたくさん産み出していますが、やはり「Caribe」は彼自身の音楽の象徴でもあるし、なんと言ってもやはり不滅の傑作でもあると思います。

昨日はフルートの赤木りえさんが声をかけてくださり、なんと楽屋でミシェル・カミロに私を紹介してくださいました。赤木さんはカミロと一緒に共演もしているフルーティストです。そこでカミロ本人とも少しお話ししましたが、彼はカプースチンのことを天才だと言っていました。それにはビックリしたと同時に、ちゃんと知っていることに感激しました。私から見ればミシェル・カミロも天才なのですが。

家にあったCDを持って行ったので、それにサインをもらうこともできました。
サインを誰かにもらうなんて最近そんなことはあまりありませんでしたが、いや純粋に嬉しいものですね。私が本当に尊敬していたジャズピアニストの一人でしたから。
考えてみたら、尊敬するアーティストのような方からサインを頂くのはカプースチンにもらった時以来かもしれません。
昨日はカミロと出会うことができ、彼の音楽にもどっぷり浸って、ブルーノートという場の雰囲気にも圧倒され、なんだかものすごいパワーが漲ってきました。また明日から頑張ろうと思います。