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インターネットとパソコン

「ネット世界」と「リアル世界」はまだ別れて存在しているような気になっている人は多いと思います。私もその一人です。どうにも別の感じがする。その理由の一つは、すべての人がインターネットをやっているわけではないということにもあるのでしょう。ネット情報では誰もが知っているのに、それを見ていない人は何も知らない、という状態です。話が通じない。と言って、そういう人たちが遅れているかというとそうでもなく、現実の世界でちゃんと問題なく生活している。

私個人的には、インターネットとパソコンへの依存度が以前よりますます高くなってきていることは事実です。もう最近はgoogleで調べられないことは世界に存在しない、という勢いになってきましたし、誰もがそれを認識しています。その一方で、特に音楽家ではピア二ストにも多いのですが、メールもインターネットもやらないという人が結構います。煩雑な世界からは離れていなくてはいけないという人たち。または、パソコンを必要としない人。私などのように、パソコンがあってはじめて文章を書くことができる、という人もいれば、今でも原稿用紙に書く作家や執筆者も大勢います。また、五線紙に鉛筆やペンで書いている作曲家もまだまだ多いと思います。その反面、作曲も譜面起こしもパソコンでやってしまう人もいる。この世界も二極化してきましたね。

どちらでも同じことができるように見えるけれども、進んだ道具を使ったほうがより新しいことができるのは確かです。新しい発明品には、どうでもいいものもあるけど、現代人に必要なものも確かにたくさん付け加わっている。問題はそこに目をつけるかどうか、そこに価値を見出すかどうかなのでしょうね。

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