この音楽祭期間中、結局ピアノのProfessorたちは全員リサイタルをしました。
たった今、Alexander Korsantiaさんのリサイタルを聴いて来ましたが、彼の「エロイカ変奏曲」はなかなか迫力があってすごかったです。各々のヴァリエーションの後に、楽譜にはないパッセージや橋渡しの部分を付け加えて効果的なまとまりを作って感動的でした。
昨日のレッスンでE.デルガード先生にカプースチンのOp.40-3のエチュードを持っていったという金子さんに聞いたのですが、なんと彼女の前の外国人の子が同じ曲をレッスンしてもらっていたということです。すごい偶然というか、カプースチンはかなり流行っているのですね。(笑) いったい何人の先生がカプースチンのレッスンをしなければならなかったのでしょうか。そして今日もまた違うマスタークラスでカプースチンのエチュード(Op.40-1)を弾いていた新たな子を発見しました。私としては、そのようなレパートリーをどの先生もきちんとレッスンしてくれるということが嬉しいです。(ちなみに、私自身がカプースチンの曲をレッスンしたのは1回だけ。)
外国ではいろいろ面白いことがあります。
2日前のコンチェルトの演奏会はけっこう大きな会場だったのですが、外からの出入りがけっこう自由な感じのホールでした。ショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲の2楽章が始まる直前に、なんと大きな灰色のフサフサの毛の犬がノソノソ入ってきてステージ上のオーケストラの中に舞い込んだのです。会場は騒然。しかも、その犬はオーケストラの管楽器の団員の椅子の下に潜り込んだまま、誰にもどうすることもできない状態になりました。私は楽屋にいたので状況がよくわからなかったのですが、演奏者たちもどうにもできないまま、犬と同居したまま(笑)オーケストラは最終楽章までそのまま演奏続行するというハプニング。この話、そんな事が本当にあるのか?と思うほど面白いことだと私は思うのですが、でも指揮者のDan Wen Weiはけっこう怒っていたようです。(当たり前か。) その後、休憩時間にリードをつけて犬を会場の外に出すことができたので皆ホッとしたのでした。(あれだけ居座った犬は、ようやく機嫌を直して出ていきました。)

Ilana Veredさんの愛犬。上の話とはまったく関係ありません。(笑)
楽しいイタリア滞在も残り僅かになってきました。「ずっといたい!」と言っている生徒も多いのですが、この経験をなんとか日本に帰っても生かしていきたいものですね。