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カプースチン祭り2025終了!!~感想など


一昨日の「カプースチン祭り2025」の余韻がまだ残っています。
私の頭の中は今も第3部の最後の曲『ディヴェルティメント』が鳴り響いているところですが、あらためて今回は本当に「いい音楽をたくさん演奏できた」という喜びと、素晴らしいメンバーたちと一つのステージを創り上げた喜びに満ちています。

作曲家カプースチンから与えられた宝物が大きすぎるわけなのですが、とても一回のイベントではそれらのすべてを出すことは不可能です。しかし今回は第1部ですごくバラエティーに富んだプログラムを実現してくださった演奏者たちの皆さん、そして第2部と第3部では深遠なピアノソナタ(特に後期)の世界を披露したり、室内楽作品の多面的な魅力とカプースチンの音楽の多彩さを伝えること、楽しさを伝えることは十分にできたと主催者の一人として自負しているところです。

今回第2部では、ゲストの植松さんの本領が前回よりさらに発揮されたのではないかと思います。演奏自体も素晴らしいクオリティでしたが、彼独特の視点による楽曲の解説も面白かったのではないかと思います。今回は二人で交互に単独でパフォーマンスをやってみるという方法もとってみました。また対談部分では限られた時間の中で最大限のカプースチン情報を入れたつもりでしたが、果たしていかがでしたでしょうか。

第3部のコンサートでは本当に6名の演奏者たちの個性と実力が存分に発揮されたと思います。私自身がトークや演奏を皆さんと一緒にしていて、終始とても充実感と喜びがありました。本当に良いメンバーが集まってくださったと思います。“カプースチン愛“をひしひしと感じた、という感想は第2部のメンバーに対してよく聞かれるコメントですが(笑)、今回は第3部のメンバー全員からも感じました。そんなことを強く感じたのは今回が初めてかもしれません。(第1部出演者たちの“カプースチン熱“ももちろん特別なものです。)

最初から最後まで素晴らしい演奏を繰り広げてくださった出演者の皆さま全員にあらためて感謝しています。本当に感無量。またいつかこんな企画が実現できると良いなと心から思います。
皆さまどうもありがとうございました!!

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