5月11日(月)にベヒシュタイン東京セントラムのホールで10:30~18:30に行われる予定のカプースチンのマスタークラスですが、この日の受講生の募集枠がすべて埋まったということです。この日受講される皆さんはなんと全員がカプースチン作品、あるいはカプースチンを含むプログラムを選曲しているそうで、カプースチンが好きな人にとっては内容の濃いイベントになりそうです。
この日の受講曲すべて公に出るのはまだ少し先になるということで、曲目を含めた詳細スケジュールが発表された時点で聴講チケット申し込みも始まるようです。詳しくはまたこちらでもお伝えします。(早くも聴講希望者の問い合わせはいらっしゃるようですが…。)
まだ受講曲のすべてを私も知っているわけではありませんが、教えていただいた範囲では難易度が高めの作品や通好みの曲を準備されている方もいらっしゃるようで、私にとっても非常に気が抜けないマスタークラスになりそうです。それにしても、日本のこのカプースチン・ファンのレベルというのはどれほどすごいものかと今さらながら感心します。私自身ももちろん仕掛け人の一人ではあったわけですが、他の国でこれほどカプースチンを突き詰めて勉強しているような集団が存在するところはないのではないでしょうか。日本でこの10年ほど毎年行なってきた「カプースチン祭り」については、カプースチンの息子さんであるアントンさんでさえ驚いていましたが、このマスタークラスなどもあまり例をみない価値を持っているような気がします。
ちなみにこのイベントの1か月前には、北海道でもカプースチン作品を中心とした(?)私のレッスンの会が企画されています。もちろんここでは多くの受講者はカプースチン以外の作品も演奏されるとは思います。ベヒシュタイン企画のマスタークラスでも実はそういう感じだろうなと想定してはいました。ところが蓋を開けてみると全員がカプースチン作品を入れていたのでビックリしたわけです。実は早速5月11日(月)が埋まってしまったので、翌5月12日(火)にもベヒシュタインさんがもう一日追加企画をしてくださる可能性があるということでその情報を待っているところです。それが実現した場合、さすがにその日はカプースチン以外の作品での受講者が増えるのではないかという気がします。
まあ現実的に私が音大や音高、プライベートで通常行なっているレッスンでは、生徒たちが弾いているのはカプースチン以外の作品が95%以上です。全クラシック作品の比率から言って当たり前の話ですが、それでもいつも必ず誰か1人か2人くらいはカプースチンをやっている(私のクラスでは)ような状況が普通になってきました。カプースチンが日本に知られて25年経ってやっとこの状況ですが、それでも「カプースチンのマスタークラス」と銘打った公のイベントが開催できるようになったことは特筆すべきことかもしれません。(いきなり初回からして指導者にとってもハードルの高いものになりそうですが…。)