時間の経つのが早いです。
この季節は試験続きの季節なのです。それでいろんな意味で拘束時間が増えているのが影響しているのか、時間が足りない感が強いですね。
めまぐるしく活動できないというか…、なんとなく抑制がかかって体の中から燃えてこない感じなのです。
とにかく寒いのですよね。早く春が来てほしいものです。
今日は久しぶりに表参道に行き、カワイのRX-7を選定しました。



私のピアノの選定の仕方は通常次のようなプロセスをとります。
・最初にそれぞれのピアノの製造年月を聞く
・まずザーっとパッセージを弾いて、それぞれのピアノの第一印象を得る
・次にショパンを中心に何曲かを弾き、中音域・次高音の音色とバランスを聴く
・続けて、高音と低音、それぞれの響きについて比べる
・コンチェルトを弾き、大きく鳴らす部分や激しいパッセージの鳴り方を聴く
・テンポが速く音の多いパッセージを弾いて、アクションやタッチを比べる
・その際、速いパッセージを弾き続けた時の指の疲れ具合、あるいは心地良さを比べる
・中音・低音域を使うゆったりした曲を弾いてそれぞれのピアノの響きの味わいを比べる
・フォルテで響きに問題を感じる場合、その場所の天井の高さや壁が原因なのか、それとも楽器の特性なのかを聴き分ける
・全音域をバランス良く使う曲を一定時間弾き続けて、その楽器がどのくらい好きになれるかを比べる
以上のような観点を踏まえながら、私の場合は、おもにモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ラヴェル、ラフマニノフの曲を次々と弾いていくことが多いです。そうしていくうちに自ずからその中で最良のピアノが浮かび上がるというわけです。
考えてみればピアノ選びの技術にも磨きがかかってきたと思います。来月はスタインウェイを選定するかもしれない予定です。ピアノ、けっこう売れてますね。