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カプースチンのフルートソナタ

今日は新宿で合わせをしました。

カプースチンのフルートソナタOp.125はおそらく世界初録音になります。曲はまだ知られていないし、作曲者本人も「どんな曲だか忘れた」ととぼけている状態ですが(笑)、良い曲はなんとか世に残したいわけです。作曲家というものは、たとえそれが傑作であっても、作曲してしまったら「終わり」なのです。それを多くの人に伝えられる形に変換するのが演奏家の使命です。


さて、ソリスト大塚茜さん登場

彼女は昨年この曲を演奏し、それ以来さらに腕を上げてくれています。というか、たぶん私自身が作品を深く分かってきたということなのかもしれませんけれども、この曲の深い感動が明らかになってきました。
さてお互いこの忙しい中、特に彼女はもうすぐ海外に行ってしまう予定があり、録音前にはもうあまり合わせができないだろうから、もう今日中に曲を仕上げてしまわなくてはいけません。4楽章とも複雑な筆致で書かれている曲です。

CDの曲目解説は、今回はオール・カプースチンでも初公開の曲が多いので、作曲者本人に解説を書いてもらえたら良いなと思って打診しましたが、「私のCDはこれまで西側の国では7枚出たけれども、みんなピアニスト自身が書いているか、音楽学者の人が書いているよ。誰も私には頼まない」とか言って軽く断られながらも(笑)、作品成立の背景についてはいくつか教えてくれました。優しい人なのです。

フルートソナタのピアノパートははっきり言ってハードな曲です。(フルートパートも同じですが。)

毎回すべての体力を使い果たすのがポイントです。

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