Site Overlay

珍しい休日…しかし

ブログを書く頻度が最近少し少なくなってきました。
読んでくださっている方が多いのに申し訳ないと思っています。

数日前から喉をやられてしまって、実はまだ声が出ない状態です。
こんなことになったのは数年ぶりのことです。辛いものですね。
ここ数週間のエネルギーの放出量が、自分の持っている総量を越えてしまったためだろうと想像しています。これほどダウンしたのは約2年前以来。早く回復しなくてはいけません。

来月の頭には、東京交響楽団コンサートマスターの大谷康子さんと5回ほど共演できるのが楽しみです。ようやく連絡がとれて軽く打合せ。たぶんほぼそれでおしまい。これで演奏会当日は素晴らしい演奏ができるでしょう。お互いに(特に大谷先生が)メチャクチャ多忙な状況から見て、合わせは多くて1回でしょう。本番では何曲も演奏させていただくことになると思いますが、その中でも驚きは、カプースチンのヴァイオリン・ソナタをおそらく抜粋で演奏するだろう(現在の予定)と思われること。楽譜はまだ製本に回している最中とか?!さすが百戦錬磨の超プロの発想ですね。こちらも燃えてしまいます。私などはもう何度も弾いているのだから、楽譜が目の前に置いてさえあれば練習しなくともすぐ完璧に弾けなければいけない世界です。まあ当然ではあります。

クラシックの演奏家は、創造性においてはジャズなどの演奏家に負けている部分もあると思うので、せめて既存のレパートリーに関してはもう何でも来いという感じでなければやっていけないでしょう。新曲や新しく開拓する作曲家でない限りは、室内楽の曲などはかなり限られていますので、コアな数十曲を手の内にしていれば、あとは楽譜があれば常に数百曲くらいは演奏できる状態を維持することができるはずです。これが現代のピアニストとしてはプロとしての最低限の努力ですね。ただ、「楽譜なしで弾く」というパフォーマンスについては、別途考えなくてはいけない要素があります。

余談ですが、明日発売の『ムジカノーヴァ』7月号の「レッスン密着レポ」のコーナーで私のレッスンが取り上げられてしまいました。編集陣はわざわざ東京音大のレッスン室まで取材に来てくれました。どうやらp.26~p.30に載っている模様です。私もこれから読みます。

上にスクロール
Translate »