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ペルージャへ

ローマ空港からペルージャ行きのバス乗り場を探すだけでとても苦労するのがイタリアです。断りもなく(笑)、昨年とは別の場所にバスが止まっているのです。たまたま運良くバスが出発する直前にその場所を見つけ、同時にその場所にMichel Levin氏(ピアニスト)の顔を見つけ、感動の再会。次々とペルージャへ行く仲間たちも集まってきたので安心してバスに乗りました。ここから所要時間が約3時間半。

東京からアムステルダムを経由してローマに着くまでに16時間。そこからさらに行くので、ずいぶん遠くに来たといえばそのとおりです。

ところで、バスに乗ってさっそくすぐ中国人の男の子(音楽祭に参加する生徒の一人)に話しかけられました。なんと彼は私が編集した全音のカプースチンの楽譜を手に持ち「Professor Kawakamiですよね?僕、カプースチンのプレリュードをやっているんです。あなたに会いたくて来たんです」と言ってくるので本当にびっくりしました。目を輝かせて、サインをほしいというのでバスの中でその楽譜にサインを書いたりしましたが、カプースチンの24のプレリュードから21番と22番をコンサートで弾いて聴かせてくれる予定になっているとのこと。Amazonで買った(たぶん中国で)というその楽譜の奥付けをさり気なく見ると、第1版第1刷と書いてあったので、Amazonにはまだ出版直後の在庫があったということでしょうか。今年の4月に手に入れた楽譜ということで、第1刷は逆に珍しいと思いました。そんな参加者が来ているとは想像さえしていなかったのでとても楽しみになってきました。

というわけで、今年もペルージャに来てしまいました。時差が日本とは7時間あって本当は眠い時間なのですが、今日はこれから全体の参加者の顔合わせをするGeneral Meetingがあります。明日からいよいよ忙しい充実したレッスンとコンサートの毎日が始まります。
今回もすごい参加者たち(講師も生徒も)が世界中から集まっているようで、とても楽しみです。ドキドキしてきました。ざっと見たところ、いろんな先生のコネクションで日本人も多く参加しているようだし、アジア人の参加者も昨年より明らかに多そうです。

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