最近では、カプースチンに関する情報は、Wim氏のカプースチン・ファンサイトのコンテンツがナンバーワンの内容を誇っています。世界のあちこちでカプースチンがどれだけ広まっているかということが詳しく分かります。カプースチンの曲の演奏や録音、カプースチンを弾くアーティスト情報やインタビュー、新たなコンサートの情報の発信源として、彼のブログは今や世界のカプースチンファンにとって重要な位置を占め始めています。
つい最近、私の活動についての情報も2つばかり更新されていたので、あらためて紹介しておきます。ぜひお読みください。(英語ですが。)
こちらです→Wimのカプースチンブログ
今月末にはシンガポールでオール・カプースチン・プログラムでのリサイタルをするピアニストがいますし、そこで世界初演曲となるものもいくつかあって、彼のプログラムにはop.139とop.140も入っていますが、それらは私がカプースチンからop.137とop.138の2曲を献呈された時に一緒に送ってくれた曲です。「その2曲が気に入らなかったらop.139とop.140の方を献呈しても良いよ」と作曲者から言われた作品ですが、4年経ってやっと弾く人が現れたわけです。私もまだ弾いていません。私は来月ペルージャでop.137を初演するつもりですが、うっかりすると自分に献呈された曲が他のピアニストによって先に演奏されるということもあり得ます。それだけカプースチンを弾く演奏家が増えたということですね。
Wimのブログを少し見るだけで、本当にたくさんの演奏家がカプースチンを弾いていることを知ります。YouTubeでもずいぶん聴くことができるようになりましたし、もう数えられないほどの数になったことには驚きます。カプースチンに関する論文を書く人も多く出てきました。アメリカにも出てきましたし、国内でも今ちょうどカプースチンについての修士論文を書いている大学院生が二人います。(私の知る限り。)カプースチン自身も今や世界中のファンに対応するためにとても忙しいのではないでしょうか。(たぶん今頃はきっと夏のダーチャに行っているとは思いますが。笑)
先週は福井県の高浜町へ講演と演奏の仕事で行ってきました。
東京から行くと京都を経由するのですが、京都で新幹線を降りたのは考えてみれば久しぶりでした。


演奏曲にはカプースチンも1曲入れたかったのですが、今回は断念しました。(パワーの補充が間に合わなかった!?)


帰りに京都で途中下車できて、久しぶりに京都の街を歩いてきましたが、きっと癒されるだろうというはずだったのですが、その日は暑い日で…。体がちょっと危ない状態になって熱中症になる手前までいった気がしますが、暑いイタリアへ行く準備というか(笑)、でも京都に数時間滞在したというだけで確かに癒されました。
次回はもっと余裕のある旅をしたいです。