一昨日、無事に発表会が終了しました。
出演者の皆さまは本当にお疲れ様でした。皆さん素晴しい演奏でした。また、支えてくださった皆様、会場へお越しくださった方々にも感謝申し上げます。
これまでの発表会でも珍しい企画はいろいろありました。初期の頃には小学生だった辻井伸行君のミニ・コンサートなんていうのもやりましたし、そのプログラムもまだ残っています。また、カプースチンの『シンフォニエッタ』Op.49を私たち夫婦で初めて連弾で試演した(これが世界初演につながった!)のもこのピアノ発表会の場であったことを思い出しました。
今回は、マリンバのミニ・コンサートを聴くことができたのもけっこう聴衆にとっては珍しいことだったと思いますし、曲目としてはカプースチンの作品を弾く人が多かったので、第3部を「ミニ・カプースチンの祭典」と銘打ったのも初めての企画でした。
第3部プログラムの最後は黒岩白雪さんのカプースチンで、トッカティーナOp.40-3とソナタ・ファンタジーの終楽章を演奏していただきました。ものすごい迫力と安定感を持った熱演でした。カプースチンはもちろん皆さん素晴らしく、私も今日は時間が余ったら余興に何か弾こうかと思っていたのですが、なぜかその時までにかなり疲労しており(感動したためかもしれませんが)、「やっぱり今日は弾くのはやめよう」と決心して最後の挨拶のためにステージに出たまでは良かったのですが、優柔不断な性格のため、「やっぱり弾いてもいいかな」などと思ってしまいまして、結局『6つの小品Op.133』から2曲弾かせていただきました。(弾いた後にようやく指が温まってくるという始末でしたが。)
終演後は、おもにペルージャ音楽祭へ行ったつながりで仲良くなった人たちで同窓会のように集まって食事をしました。第1回発表会の時からの懐かしい写真とプログラムはこの内輪の会でのみ披露しました。


