フランクフルトからパリにはTGV(高速列車)で移動したのですが、これがなかなか今回は気を揉みました。
というのは、フランスは4月から約3ヶ月にわたる(と告知されている)国鉄の大規模なストが行われている最中なので、スト日に指定された日のすべての列車が止まるわけではないのですが、当日になるまで自分が乗る列車が動くかどうかがわからないというリスクがありました。私が今回乗るような長距離の国際列車の場合は一日に限られた本数しかないので、もし当日になって動かないことがわかったら1つ前の列車(4時間も前になる可能性がある)に乗らなければいけなくなるので、予定が全部狂ってしまうわけです。それが最初からわかってはいたので、いくつかのパターンに対応できるように1ヶ月以上も前からストの状況を毎日のようにSNCF(フランスの国鉄)のサイトをチェックして見ていました(笑)。その甲斐あって、というか、結果としては自分が乗る列車はストには巻き込まれませんでした。
ただ、乗った列車は最初は順調に動いていたものの、まだドイツのマンハイム駅に着く前にポイント故障のため列車は迂回するという放送が入り、30分以上遅れるというハプニングがありました。そしてパリには夜10時頃になんとか着いたものの、その時間はたまたま土砂降り(笑)という天気で、ちょっと災難続きのような状況に見舞われましたが、まあこれが外国旅行というものです。とにかく無事にフランスに入れました。
それからもう3日も経ってしまったのですが、充実した毎日を過ごしています。
今回パリに来たのはいくつかの用事があったのですが、まあパリは自分の中では時々来ないといけない街の一つなのです。なのにずっとご無沙汰(たぶん5年以上?)していたので、今回は立ち寄りました。仕事もあると言えばあるし、まあいろんな意味で情報収集の意味もあります。
パリ郊外で行われているコンクール会場では何人もの知り合いに会えたし、パリ市内ではパリ音楽院(CNSMDP)にも入れたし、今日はエコール・ノルマルへも訪問します。それにしても、パリ音楽院に入るためのセキュリティがあれほど厳重になっているは知りませんでした。
また、パリでは地下鉄に乗るのも毎回緊張感はありますね。以前より厳しい感じがします。私にとっては今はモスクワの地下鉄のほうが安心感があります。
でもパリは変わらず健在です。
ロシアのピアニスト、マツーエフがエッフェル塔の前で撮った写真を「パリへ来たぞ!」と書いてFBに投稿していたという情報も友人より頂いたので、彼をエッフェル塔の近くに探しに行ったりしました。(もちろん会えるはずはありません。笑)







