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10月の近況など


まず、先日からお知らせしていた11月6日の「カプースチン追悼コンサート」は順調にチケットが売れていて、客席チケットはもうほぼ完売のようです。あとおそらく2階席が数枚くらい残っているかどうかと、出演者経由でまだいくらかチケットがあるかどうかあたりでしょうか。オンライン視聴はもちろんまだ大丈夫だと思います。

今月は本当に忙しく、まずは9月から大学でのレッスンが通常の対面レッスンに完全復活したこともありますし、8月まで仕事に制限がかかっていた部分の反動のようなものも感じています。レッスンではソロのレッスンのほかに室内楽やピアノデュオの授業も担当しているので、必然的にレッスン時間も増えました。また、博士課程の論文審査などにも関わっていて仕事は多方面にわたります。

10月3日(土)には大学のホールでピアノ教員による2台ピアノのコンサートがあり、私は西川秀人先生と『第九』の第2楽章を弾いて出演させていただいたりもしました。予期していなかったのですが、数日前にYoutubeにもアーカイブ配信されたようです。

また、今週は茨城県の音楽高校に公開レッスン(&演奏)にも行ってきました。とても暑い日で、東京からの良い小旅行にはなりましたが、帰ってきたらなぜかもうクタクタでした(笑)。

そう、10月4日(日)夜にはNHK「クラシック音楽館」のカプースチン特集でもテレビ出演させていただき、内容について事前にはあまり知らされてはいなかったものの、カプースチン自宅での映像やメールの束なども公開されていたりして、私が実際にカプースチンとどんなやり取りをしてきたのかが初めて世に紹介されることとなりました。おそらく誰も知らなかったでしょうし、カプースチンという作曲家のことさえ知らない人も多かったのではないでしょうか。このような企画は突然に持ち上がりますから私自身も何の準備もなかったのですが、結果としては限られた素材であそこまでクオリティの高い番組を作ってくださったNHKさんには本当に感謝しかありません。また、素晴らしいスタジオのセットを背景にカプースチンのピアノソロを演奏させていただく機会にもなり大変有難かったです。

余談ですが、この番組の冒頭のほうで辻井伸行君がカプースチンのエチュードを演奏しているシーンも出てきて、私は知らなくてビックリしたのですが、辻井君本人も知らなかったようです(笑)。翌日に辻井君から電話がきて、「ビックリしましたよ、本当に! もちろん全然知りませんでしたよ(自分の映像が出るなんて)」とか言っていて二人で大笑いしました。彼にしてみれば、前日までの1日2本立てのサントリーホールなどでの超多忙な本番を終えて、「さて、昨日川上先生が出たという番組の録画でも観てみるかな」などと言って観始めたら突然まず自分が出てきたという感じだったのでしょうね。


さて明日からは11/6(金)の浜離宮朝日ホールでの本番に向けて、他の演奏者たちとの(久しぶりの!)合わせも始まりますし、イベント内容の詰めなどをしっかりやっていきたいと思っています。私自身、当日初めてお会いするアーティストもいますし、とにかく皆さんの演奏がとても楽しみです。本当に多彩な内容になるのではないでしょうか。スペシャルな演奏会にしたいと思っています。

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