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オケとの初合わせ

カプースチンのピアノ協奏曲4番、初合わせに行って参りました。

考えてみればもう本番1週間前です。今日がオケとの初リハーサル。
今回日本初演となるカプースチンの協奏曲4番。ちゃんと合わせるだけでも大変な曲です。そして体力勝負。例によって頭と体の両方に日常生活ではありえない負荷をかけ続けることになります。こんな曲、一回弾き通すだけでバテてしまいそうな年頃ではありますが、そんなことは言っていられません。でも曲が良いので元気は増えます。

ところで、カプースチンの全6曲のピアノ協奏曲はオケの編成がさまざまですが、2番はトランペットやトロンボーンなど金管がバリバリに入っているのに対して、4番には管楽器は木管がフルート・オーボエ・クラリネットの3本のみ。金管楽器はゼロです。それにドラムセットとティンパニが入って弦セクションはフルです。それで完璧なオーケストラに聴こえます。常識的に見れば変わった編成ではありますが、この曲にはこれしかないという感じ。クラシック音楽とポップスがこんなふうに融合することができるという見本のような名作ではあります。プロコフィエフが聴いたら絶対に激賞すると思う。そんな曲です。

この曲をやっているともうワンランク頭が良くなるか、あるいは頭の中のコンピュータが破裂してしまうかのどちらかが起こる可能性があります。あと少しの辛抱ですね…。でもこの曲が生演奏できるのは夢みたいです。頑張ります。

あ、それから2番も超名曲です。そちらのソリスト石井理恵さんも頑張っています。

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