思えばピアノを弾くことしか考えてなかった時代もけっこう長かったな～と思うこの頃ですが、辻井伸行君がヴァン・クライバーン国際コンクールで優勝してからは、いろんな折に「講演」を依頼されることが多くなりました。人前で喋ることはもちろん嫌いではありませんが、これまでに著書としては音楽関連、それもかなり専門的にピアノとその教育や指導をテーマにした本しか書いてないので、必ずしも音楽ファンではない聴衆の前で立派なことが喋れる自信はまだありません。そこはもちろんまだまだこれからの挑戦ではあるのですが、視野を広げながら多くの人と触れ合える機会を増やしていきたいと思っています。
講演をするというお仕事に関しては、これまでいくつかの講演依頼サイト（おそらく10かそれ以下）には登録されていたのですが、最近また新しいところから連絡を頂きましたので紹介しておきたいと思います。
「ヒトノバ」というサイトで、トップページを拝見するとあらゆる分野で活躍している多彩な講師の方々がすでに多数登録されているようです。講演のニーズに沿って最適な講師を紹介してくれるサイトで、私も音楽関連の講師の一人として取り上げてくださいました。
いろいろな分野で素晴らしい活動をされている有名人や、あまり普通には経験できない分野で大きな仕事をされたような方々もたくさんいらっしゃいます。このサイトのキャッチフレーズ「学びのプロフェッショナル、感動と交差する場」というのが私はとても気に入っています。人と学びを大切にしている雰囲気がありますね。イベントやセミナーなどで講師が必要になるのは、何らかの組織や会社や団体、あるいは学校、イベントの興行主や企画者などに限られるかと思いますが、ご縁ですのでこのブログにも載せておきました。
音楽家（特に演奏家）は、通常は演奏会に出演したり、そういうイベントを企画したりすることが多いものですが、公開講座やレクチャー、セミナーや公開レッスンという形で演奏もしながら人前に出る機会もあります。実は私は「講演」という枠組みの中で、ピアノを用意していただけるような場合には演奏も入れさせていただくというケースもよくありました。どちらにしても、これを機会にもっと話がうまくできるスキルを磨きたいと思っているところです。