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ときどきオペラ

12月は忙しい時節です。
普段、曜日というものとはあまり関係のない生活をしていますが(大学へはちゃんと勤務しています(^_^))、1年の中での月のリズムはやっぱりありますね。特に12月は1年間の総まとめということで、やらなくてはいけないことがたくさんありますから、今後忙しくなりそうです。

最近立て続けにオペラを観ていました。もっぱらDVDです。30〜40本も観たでしょうか。まとまった時間のある時にしかこういうことはできませんから、タイムリーな時に「チャンスを生かす」という感じです。ウィーン留学時代も、ウィーンですからもちろんオペラ座にもかなり通いましたが、あくまで受動的なものでした。学生だったので立ち見席(約150〜200円でしたから!)が多かったため、細かいところまで歌手の演技や表情が見えずあまり楽しめませんでした。間近で舞台を見ながら(つまり画面で)歌詞の対訳本やら分厚い解説書を片手に観るほうが自分の性には合っています。ここ数年来、DVD収録がされ始めるようになってさらに便利な時代がきたという感じですね。大学図書館にもかなりお世話になっています。LDはゆくゆく駆逐されるのでしょうか…。

世には数え切れないほどオペラがあって、それぞれの作品への理解はそれなりにできたとしても、やはり共感するものは人それぞれに違うのでしょうね。指揮者としてのマーラーは、納得のいかないオーケストラとやる時は、彼にとって“神聖な”モーツァルトとワーグナーだけは決してやらないと決めていたようですが、すごく理解できる気がします。私があえて好きなオペラ作家を挙げるとすれば、やはりこの二人になります。もちろん作品によっては他の作曲家のものもいろいろありますが、トータルで見ればこれ以上に深い感動を呼び起こし、強く惹かれる大作曲家はこの二人以外には今のところいません。音楽はもちろんのこと、文学的にも思想的にも揺さぶられ、深く感じ入らせることが詰まっています。ただ、そのためにはすこしばかりその世界に入り込まなければいけませんが…。

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