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ドリアードピアノアカデミー

まだあまり知られていないと思うのですが、本当に参加者のレベルの高いアカデミーでした。昨年に引き続いて僭越ながら講師の一人を務めさせていただきましたが、とても貴重な経験でした。
場所は前回同様、ヤマハリゾートの「つま恋」。レッスン室を一歩出ると、景色の良い自然が広がっています。

充実した5日間の最終日は、ホールにて参加者32人全員が演奏する終了コンサート。
このアカデミーは、主催されている大場先生の尽力によって、決して少なくない奨学基金の援助を受けられているのも大きな特徴です。そして、少しでも多くの参加者に賞を出すシステムを創り出しているのも音楽を学ぶ子供たちに対する愛情の表れでしょう。大場先生は自らウィーンでの夏期セミナーで講師を務められるような方です。また、今回の4人の講師も、ウィーンから来日した二人を含め、全員がオーストリアと深い関係を持つ人たち。だからこのアカデミーでは、生徒たちが口をポカンと開けていても、セミナー中は半強制的に公用語はドイツ語。私たちはそれを楽しんでいますが、ほかではこんなのあまり見たことありません。(笑)

ちなみに、このアカデミーに参加するには簡単なテープ審査がありますが、9歳から20歳までという幅広い受け入れです。今回は8歳の子供も参加していました。一人一人の個性と才能、性格まではっきり覚えてしまうほど皆さんインパクトが強かったです。

「つま恋」の澄んだ空気がいかに貴重なものだったかは、東京駅で新幹線を降りた時に気がつきました。またすぐに東京を離れたくなりますね…。

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