大学が夏休みに入ると、さすがに少し気は楽になります。だからと言ってあまり忙しさは変わらないのですが…。つまり休み中にやるべきことをたくさん以前から溜めて持っているわけなので、いよいよ仕事を始めなければという感じです。
ところで、一昨日は久しぶりに辻井伸行くんの演奏会を聴いてきました。
読売日本交響楽団の定期でラフマニノフの2番のコンチェルトを弾いたのだけど、初めてのレパートリーなのに私はただの一度もレッスンをしないで、私にとっては純粋にお客さんの一人として聴きに行った最初のコンサートとも言えます。
この12年間というもの、間髪を入れる隙もなく次々と本番に追われる彼と一緒に走ってきました。文字通り世界中を。それは私の大事な仕事の一部(というよりもちろん第一優先的な仕事)でありましたが、今年の4月から他の先生に一切をお任せすることでいったん離れることになったわけです。三ヵ月経って今思いますが、これは大きな大きな区切りだったかもしれません。お互い新しいステージを迎えての新人生みたいな感じですね。(少なくとも私はそうです。)
これまでもいろいろなところでその非凡な才能を披露してきた伸行くんのことですから、彼の活躍は今後さらに大きなものになっていくだろうと私は確信しています。ずっと応援していきたいと思っています。今日は名古屋公演かな。昨日よりも今日、今日よりも明日と、どんどん経験を積んでグレードアップしてほしいですね[:音符:]