「ぶらあぼ」3月号のp.171に、『広がりをみせるニコライ・カプースチン作品』と題されて、私のインタビューを含む記事が公開されました。
今後の私の演奏会スケジュールと予定演奏曲目がザザッと下の欄に書かれているのですが、一部「初演」情報に誤解を受けそうな部分があるので、ここで訂正させて頂きたく思いました。少し前のデータが元になっていたもので…。
5/6のヴァイオリンソナタOp.69(日本初演)となっているのは、これはヴィオラソナタですね。しかも、作曲家本人に問い合わせたところ、このOp.69はまだ誰も演奏していないということですから文字通り初演になる可能性があります。
それとは逆に、フルーティストの大塚茜さんと8月に演奏するフルートソナタOp.125は、(世界初演)ではなく(日本初演)となることと思います。この曲は、委嘱したアメリカのフルーティストがすでに演奏しているようです。
ちなみに、ヴァイオリンソナタOp.70のほうは、昨年9月に西江辰郎Vn.とアンダローロp.がすでに仙台で日本初演したはずですから、この曲はもうメジャーなレパートリーになっていくのは時間の問題でしょう。
カプースチン本人によれば、彼の作品で世界の誰にも演奏されていない作品がまだ28個もあるそうです。この数は、作曲が続けられる限りさらに増えていくわけですが…。