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月刊『ショパン』9月号と紀平凱成コンサート情報etc.


関東は暑い夏が続いています。

本来であればこの夏、私はイタリアのペルージャ音楽祭でマスタークラスをやっているはずでした。しかし今年はまだ世界中がコロナ蔓延の状況で、今しばらくは日本を出られない状況が続いています。とても残念ですね。


さて8月も半ばを過ぎましたが、今週18日発売の月刊『ショパン』9月号は、カプースチン追悼特集ということで、カプースチンを大きく取り上げていますのでお知らせします。


巻頭の追悼記事は私が依頼されて執筆しましたが、ほかに数名のピアニストの方々から寄せられたカプースチンへの追悼メッセージが公開されています。私がこれまでカプースチンを弾いてきた代表的なピアニストを4~5名ほど推薦させていただいたのですが、マルク=アンドレ・アムラン以外はやはり日本のピアニストに書いていただくのが良いだろうと思いました。皆さんカプースチンに寄せる思いをそれぞれ語ってくれました。カプースチンのためとはいえ、海外在住のアムランにまで『ショパン』誌のためにメッセージをお願いしてしまったわけですが、高久先生がコンタクトを取ってくださり快く書いてくださったようです。

私は早速この『ショパン』9月号をモスクワに送りたい人がいたので、いつものようにEMSで送ろうと郵便局へ行きました。ところが、そこで分かったのですが、現在ロシアへはすべての航空便がストップされていて送れないのです。世界的なパンデミックの情勢がまだ影響していて、ヨーロッパ諸国への郵便物は航空便でも大丈夫なのですが、ロシアには現時点では海外からの郵便物は船便以外は受け付けないというのです。このコロナ禍で明らかに不便な状況がいろんなところに現れてきています。

それはともかく、カプースチンに関してはほかにも出版物やイベントの企画等が近いうちにいろいろ出てくることと思います。


以前も紹介したことのある紀平凱成君(19歳)が再び8/19朝の日本テレビ系「スッキリ」で取り上げられるという情報がようやく流れてきました。こちらもお知らせしておきたいと思います。

5月に行うことになっていた彼のソロのリサイタルがコロナの影響で延期になっていたのですが、その振替公演が9月4日に行われます。

詳細はこちら

2020年9月4日(金) 紀平凱成ピアノリサイタル
開演13:30~、18:30~(2回公演) 浜離宮朝日ホール


コンサートを2回に分けて、お客さんも各回半分ずつしか入れない形で行うということです。


この年齢のピアニストで、自作品とカプースチンだけでリサイタルをやろうと思う人は多くはないはずです。という意味で、彼も稀有なピアニストの一人かもしれません。ずっと応援していきたいと思っています。

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