ここ4~5日間というもの、早朝に家を出て夜遅く帰宅するという日々を過ごしていました。
特に昨日と今日は、ショパンコンクールinASIAの予選の審査員の仕事があって、一日に10時間以上もかかるような長丁場ですからなかなか大変でした。2日間で一つの地区のすべての部門のカテゴリーを審査したことになります。つまり小中学生から高校、大学、一般、コンチェルト、アマチュア部門まで全部聴きました。久しぶりにコメントを書く手が震えました。(つまり腱鞘炎になりそうということ。)
久しぶりのコンクール審査でしたので楽しく聴きましたが、一番辛いのは、参加者のレベルが高くて(それ自体は良いことなのですが)、明らかに水準以上の演奏をしている多くの人たちを本選に通してあげられないことです。私が関わった地区では、小学3・4年生部門でそれがもっともはっきり感じられたように思います。とても高いレベルでした。選曲も演奏も。みんな本物のピアニストです。
さて話は変わりますが、昨日だったか、辻井伸行君がヴァン・クライバーンコンクールを受けて優勝した時の映像がドキュメンタリーで放送されたらしいですね。初めての情報もいろいろあったようですが、ここでお知らせするのを忘れていました。
次に近い彼の関連番組ではTV朝日の放映が来週にあります。こちらは「4000日密着取材」という、過去からずっと彼のことを親身に理解して追いかけてくれたディレクターの貴重な映像が編集されて放送される番組のようです。それにしてももう4000日になるのですよね!ちょっとビックリですが、約12年ほど、そう、考えてみれば彼が小学3年生の時からずっと目を離さずに取材を続けてくれたことになります。本当に長い間お世話になっています。私も感謝している次第です。
こちらの放送は11月30日(月)『報道発ドキュメンタリ宣言』19:00~です。かなり過去の映像も出てくることと思いますので、私も楽しみにしています。恥ずかしいものも出てくるかもしれませんが。