今年はショパンイヤーです。
今日は私の休息日だったのですが、午後、楽譜を持参して光が丘まで出かけました。ラ・フォル・ジュルネのボランティアメンバー(?)などが集まった空間で、私がショパンの話と演奏を1時間ほど披露。ちょっとした勉強会のようなイベントとなりました。
ミニレクチャーをした後は、みんなでお茶とお菓子をいただきながら、ショパンの話に花を咲かせる。その話の成り行きによってはまたピアノに向かって話題にまつわるショパンの曲を弾く、という変わった趣向の会で、もし制限時間がなければ私は一日中でもショパンを弾き続けるでしょう。
幸い、ホールの使用時間は限られていたのでちょうど良い時間にお開きとなりましたが、このような会も楽しいものですね。
ところで、辻井伸行くんの新しいCDが3日ほど前に発売されました。
私もこの音源は聴かせていただきました。
オールショパンなので、ショパンコンクールでも弾いた懐かしい「マズルカ」など、半分以上は私が教えていた時代のレパートリーが入っているので、その成長がとてもよくわかります。今回の録音は以前にも増して良いものが出来たと関係者は自負しているということですが、本当にそのように言って良いかと思います。
さて、伸くんはアブダビへ発ちました。
ここのところ、私のところにも取材に来ているNHKさんですが、なんとついて行かれたようですね。他の件もあって私にわざわざ成田空港から電話を頂くような慌ただしさでしたが、本当にご苦労様です。伸くんはアブダビ音楽祭に出演とのこと。アラビア半島へは私も行ったことがありません。彼は世界のさまざまな場所で、普通にはなかなか経験できない貴重な修行を積んでいる真っ最中ですね。
今年は本当に大忙しです。