今回は初めての出会いも多くありましたが、ロシア人のアレクサンダー・セメツキー氏は本当に面白くて、彼とは終始喋りっぱなしでした。ユーモアあふれる知的な人です。真面目な顔をしてジョークばかり言うし、本当に真面目なことももちろん言いますが(笑)、とにかく笑いっ放しの毎日でした。
修了演奏会をホールで最後に行いましたが、本当に高レヴェルの演奏会でした。破格の才能を持つ個性豊かな子供たちがますます増えているのに本当にびっくりしてしまいます。
コンサート終了後の最後のミニ・パーティはコミュニケーションの場。
おっ、そこにいるのは今年の日本音コンとピティナ特級で2位を獲った今田篤くんではないですか!テレビでも見ましたよ。今年は大飛躍でしたね。今後の活躍にも目が離せません。彼もこのアカデミー出身なのですよね。
ほかにも将来の有名人はこの中にたくさんいるような気がしました。
皆さんとたくさん写真を撮りました(撮られました)が、自分のカメラで撮れたのはこの1枚のみ。慌ただしく多くの人とお喋りをするのに時間を忘れてしまいました。(お菓子やサンドイッチをつまむのもすっかり…。)
充実した時間というのは何ものにも代えがたいですね。
帰りの新幹線ではメラー氏と一緒になったので東京まで2時間これまたずっと喋り続けていました。
本当はバタンキューと座席をリクラインして寝ようと思っていたのですけど、もう体をいたわるよりも有意義に時間を過ごすほうが良いかと思って喋り続けていました。しかし彼も本当に元気だなあ。ここのところ日本には年に3~4回は来ているようで、次はコンサートで来年4月にまた来日の予定だそうです。その時には、なんとフルトヴェングラー作曲のピアノ協奏曲を弾くらしいです。(作曲者自身によれば所要時間が80分もかかるという!実際は65分くらいだと言っていましたが。どちらにしても長い…。)
そうそう、カプースチンのレクチャーコンサート(?)は無事に終わりました。
3日間まったくピアノが弾けず、この直前練習15分のみに賭けました。よくやるなあ、と自分でも…。