辻井伸行君の出演するコンサートに久しぶりに足を運びました。
N響のチャリティーコンサートです。
考えてみれば、N響と共演するのは今日が初めてだったのですね。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。
すでに録音済みの曲ではありますが、生で彼の演奏を聴くのは初めてでした。
私が演奏会に行ってもあまり楽屋に足を運ぶことは少なくなっていたのですが、今日は珍しく終演後に少しトークができました。
すでに11月のカーネギー・ホールのデビューに向けて着々と準備を進めている様子です。それにしても忙しい。1ヶ月おきにアメリカと往復しているらしく、それでも時差ボケはいつもまったくないとのこと。力強い言葉です。
最近リリースされた彼の自作自演集のCD『神様のカルテ』(この映画の主題歌を作曲したためにこのタイトル)ですが、さっそく聴かせていただきましたがなかなか良いですね!
演奏会のアンコールなどで披露してきた彼の作品「風の家」や「コルトナの朝」、「風が運んできたもの」など、現在までの人気の自作品がすべて入っています。
ところで、彼が「コルトナの朝」を作曲したイタリアのトスカーナ州の町「コルトナ」ですが、考えてみたら先日まで私たちが滞在していたペルージャからすぐ近くの町だったのですよね。
そうそう、今年はヴェネツィアにも行ってきたとか。この話題も、TBSのある番組になって近々放送されるそうですが。
それにしても、彼の最近のスケジュールを聞いたらさすがにちょっとぶっ飛びました。本当に元気です。私もまず体力から彼に近づかなければダメだと思いました。