今日の東京は12月の寒さということです。
ニューヨークはどうだろうか。
記念すべき辻井伸行君のカーネギーホール・デビューの日です。
アメリカ時間ではリサイタルの日付は11月10日(昨日)ではありますが、いよいよというあたりですね。先日NHKホールで会ったときに本人から「先生~ぜひ来てください」と言われていましたが、結局行けませんでした。
昨日などはウィーンから知人ピアニスト(アヴォ・クユムジャン)が大学に公開講座に来たので出席したりしていました。この時期さすがにアメリカに往復する時間は忙しくてありません。とても残念でしたが、でもテレビなども取材に行っていると思いますし、やがてニュース等で朗報を聞くことができるでしょう。
日本から応援しています。
世界でのカプースチン普及度の話の続きですが、ついにカプースチンのオフィシャルウェブサイトを作った人が出てきました。他のピアニストのサイトなどをいくつか作っている方で、「ファンページを拡大したもの」という位置づけにしてはなかなかのコンテンツを持っています。
以下がURLです。
http://www.nikolai-kapustin.info/
アンゲロフが今月末、2台ピアノと打楽器のための作品104を演奏するとか、誰々がピアノソナタをどこで演奏するとかの生の情報も随時更新しているようです。実は私も彼からの大規模なインタビューに早く回答しなくてはいけないのですが…。もう他の原稿とかいろいろ追われていて追いつきません。
サイトをざっと見ただけですが、さすがにまだ作品リストに新作ピアノソナタは更新されていないようです。カプースチンのピアノソナタは実はすでに20曲に達しているのです。
それにしても、彼の創作パワーは本当にすごいですね。
腕前がそれほどではなかった人が、カプースチンを練習するとテクニックが格段に上がるという現象があるので、やはり曲の魅力がモチベーションを高めるのでしょうか。カプースチンのエチュードは、誰でもいつかは必ず挑戦するレパートリーになっていくと良いなと思っています。