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5月に入りました

今年のGWもラ・フォル・ジュルネの音楽祭が行われていて、今年はロシアの音楽がテーマだそうです。音楽祭期間中、多くのロシアの作品が聴けるようです。
ただ、カプースチンは入っていません。(笑) 彼ほどロシアの伝統を引いているメジャーな作曲家もいないと思うのだけど、まだ新しすぎるということなのでしょうかね。あるいは、まだジャズだと思っている人がいるとか…。そんなことは少なくともないとは思いますが。

5月のNHK『名曲アルバム』の放送ではバラキレフのピアノ・ソナタが入っています。私の演奏で昨年の3月に収録したものです。もちろんラ・フォル・ジュルネとは関係ないのですが、なんとなくこの時期に一緒にロシア音楽を広めているようで嬉しいような気持ちもします。是非ご覧ください。
ちなみにバラキレフのソナタは今月中に9回放送されるようですが、さっそく明日あるようです。(Eテレ5/2(水)10:25~10:30)
名曲アルバムホームページ

あのニージニー・ノヴゴロド市の映像が観れるのは貴重だし、ロシアの映像を観ながら自分が演奏したバラキレフのソナタ(第1楽章)がどのように聴こえるのかもとても興味があります。

私はもともとロシア音楽全般に興味があったわけではなく、夢中になった音楽にロシアの作曲家が多かったというだけのことです。だから、ロシアものを特別に得意としているというわけでもなく、ロシアものを特に研究しているわけでもありません。ロシア的なものが好きというよりも、たまたま個性的なロシア人の作曲家一人ひとりに惹かれているという感じです。なので、あまり興味の沸かないロシアの作曲家や作品もあることはあります。

でもなぜかロシアとはなにかと縁があるような気はします。この縁は、ウィーンに留学していた頃にはまったくなかったものです。例えばウィーンでプロコフィエフのソナタ7番を何十回も弾かされる機会がありましたが、総じて聴衆にあまり理解されているという感じは持ちえませんでした。ロシア作曲家との縁は日本に帰ってきてから生じたものです。

夏のイタリアのペルージャ音楽祭では、今年はロシア人とのコラボが多くなりそうな予感です。

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