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ドリアードピアノアカデミー2012終了

昨夜久しぶりに東京に帰ってきました。

5日間の掛川でのドリアードピアノアカデミーは今回も充実したひとときでした。
実際には私たちは連日レッスンで忙しく、特にオーストリアからのお二人はお昼もあまり食べないので一緒に食事もせず話をする暇もなかったのですが、ようやく最終日の夜にまとまって夕食を取ることができました。


今回の講師陣

今回の日本人講師の一人である松山元(まつやまげん)先生はピアニストとしても活躍されていて、先日は野平一郎さんとのピアノデュオの演奏会があったようです。
彼のレッスンはとても良いと評判で、私の弟子たちには特に人気がありました。私に向かって「松山先生のレッスンまた受けたいです!」と皆いうので、今後も末永くお世話になりそうです。
ところで、たまたま彼と話していて分かったのですが、松山元さんはメトネルのピアノソナタをすでに公開の場で演奏されたことがあるようで、たしか1978年と言ったと思いますが、メトネルのソナタOp.22をNHKの何かの音楽番組のために放送録音され、それは日本初演だったということです。なんとこんな身近にそんな方がいらしたとは!

もう一人今回ご一緒した長谷川淳(はせがわじゅん)先生も、そのお弟子さんの多くがピティナなどのコンクールでこれまでたくさん優勝されているので存じ上げてはおりましたが、実は直接お会いするのは初めてでした。とても社交的で話の上手な方です。お会いしてすぐに話が弾みました。楽しくて時間が足りなかったくらいです。もちろん、彼のレッスンも素晴らしい内容だったと評判でした。


長谷川先生と

しかしなんといっても、このアカデミーをもう7回にわたって主催している大場先生もあらためて凄いと思いました。彼女は自らが海外のマスタークラスで教えることができるような方ですが、ご自身が主催するアカデミーでは終始運営に徹し、優秀なスタッフとともに参加者たちへのきめ細かい配慮をされ、そしてアカデミーを毎回さらに充実したものにしようとする意気込みが感じられます。このような組織運営やイベント企画実行能力というのはいろんな才能がミックスして初めて実現すると思うのですが、話を聞いていると、やはりいろんなことに挑戦する方だということがわかりました。ピティナのピアノステップというのが全国のいろんな箇所で行われていますが、最近彼女はコンチェルトのステップを立ち上げたそうです。これまた大掛かりなもので、今後どんどん発展していきそうな勢いです。

多くの人たちが喜ぶ企画というのはやっぱり素晴らしいですね。これからもぜひ続けてほしいと思っています。

「つま恋」ではこの時期、音楽棟のすぐ横が夜になるとすごく綺麗なイルミネーションの場所となっているのですが、残念ながらその写真は今回撮れませんでした(;_;)

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