今夏のピティナのコンクールも終了したようですが、さっそく特級のグランプリ(第1位)が浦山瑠衣さんだという情報だけはいち早く入ってきました。浦山さんはアメリカの音楽院で勉強している人です。マイケル・レヴィンの生徒で、なんと昨年のペルージャ音楽祭に参加したのでよく知っているのです。そして、これは個人的な話ですが、私と同郷(旭川)出身だということも分かってよく話をしたのでした。何か面白い縁を感じます。それにしても、今年は私の周りではペルージャつながりの話題が多いですね。
さて昨日は名古屋での公開講座をやってまいりました。
ここ数年は公開レッスンも取り入れているのですが、昨日は二人に演奏をしていただきました。進藤実優ちゃん(バッハ=シンフォニア8番と、ベートーヴェン=ソナタ2番の4楽章)と、渡辺光さん(カプースチン=8つのエチュードより1、2、8番)です。
お二人とも初めてお会いしました。講座の中でのモデル演奏という位置づけなので、1対1のレッスンのようにはできなかったので申し訳なかったですが、演奏はお二人とも申し分なく、公開講座を盛り上げていただきました。また、温かくて熱心な聴衆の皆様もいつもありがとうございます。
昨日は講座のあと急いで東京に帰って、夕方19時から東京オペラシティーで行われたコンサートに駆けつけました。最近あまり会うことが少なくなってきた辻井伸行君が出演するコンサートがあったからです。
楽屋にて
昨日のコンサートは、彼のほかに加古隆さんと、連弾で最近話題の兄弟デュオ=レ・フレールとの共演企画で、それぞれのコンポーザー・ピアニストたちの3つのステージを聴く、という珍しい企画でした。東京は5公演あってまだまだ続くようです。
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それぞれの演奏家が個性的なステージを繰り広げていてとても面白かったです。
私はレ・フレールも初めて聴いたのですが、ブギウギは激しくてテンポもノリノリで凄かったです。会場も沸いていました。二人のスタイルは、これまでにあまりなかったタイプの演奏家かもしれませんね。感動しました。