昨夜、この10日間ほどピティナのコンクール審査や公開レッスンのためにちょうど来日しているボリス・ペトルシャンスキー教授に会いに行ってきました。
特にコンクールや生徒の関係ではなく、実はカプースチンから頼まれたお使い(?)で彼の滞在する都内のホテルまで会いに行ってきたのですが、個人的にペトルシャンスキー氏と話すのは初めてでした。話に花が咲いて面白かったです。なんという縁か、彼は今年のペルージャ音楽祭にも2日間ほどレッスンで来ていたのです。このことをIlana Veredからあとで聞いていたのですが、彼のほうは7月のセッションの日程だったのでお互い何も知りませんでした。(笑)
実はカプースチンがこの夏、ある国際コンクールのために新曲のピアノソロ曲を2曲書いたのですが、相変わらずカプースチンは自分の曲に付けるふさわしいタイトルが見つからず、友人でもあるペトルシャンスキーにも相談してきたということで、その話が笑えました。1曲はタイトルが無事に決まったそうで、ここに書いて良いのかどうかわかりませんが、なんでも「Nobody is perfect」というタイトルで、これはマリリン・モンロー主演のある映画の最後の有名なセリフから取ったということですが、その映画(『お熱いのがお好き』?)の内容まで熱く語ってその曲との関連を説明するペトルシャンスキーさんを私は気に入ってしまいました。
彼はイモラ国際音楽アカデミーで教えている名教授で、日本人の優秀な生徒さんも何人も育てています。普段はイタリアに、でも夏のダーチャはカプースチンのダーチャととても近い場所にあるそうで、カプースチンとも繋がりがあるようですね。
さて今日は私はこれから名古屋へ行きます。
明日8/21(水)、カワイ名古屋ショップのホール(ブーレ)にて公開講座があります。
明日の講座は公開レッスン形式ということで、バッハとベートーヴェンとそしてカプースチンを弾いてくれる生徒さんが登場するということをすでに聞いています。
バロックと古典派を中心にした内容のピアノの講座にしようと思っていたのですが、最終的にどんな内容になるかはお楽しみ(自分でも分からない)といった感じです。
それでは名古屋でお会いしましょう。