気がつくともう6日になってしまいました。大学では今日から学生たちも通常どおり通学、私も普通に終日出勤しましたが、東京では年末年始のお休みはあっという間ですね。
年末には「紅白」だけはチェックしましたが、裏番組ではなんと辻井伸行君が演奏している番組もあり、彼はこの時期は毎年テレビの世界でも大活躍です。本人からも「ぜひ観てください」と言われた四天王寺にて行なわれたという聖徳太子千四百年御聖忌の記念奉納演奏会も、観た人からは素晴らしかったとの情報がありましたが、私たちはWOWOWに加入していなくてすぐに視聴できず、どうやらカプースチンの『8つの演奏会用エチュード』を全曲弾いたらしいのだけどチェックできていない、という少々残念な状況です。
さあ今年2023年はどんな年になるのでしょうか。
はたして今年はまた海外に行けるのか…。
もちろん辻井君などはもうすぐアメリカツアーが待っているのでそんなことは言っていられない人もいますが、一般的にはまだ海外旅行は逆風と言えるかもしれません。アメリカやヨーロッパも物価がかなり高くなっている状況がありますし、円安というのも痛い限りです。エネルギー価格、食費や滞在費、移動に関わる費用…すべてまだ上がり続けることでしょう。
例えば、最初2011年にイタリアのペルージャ音楽祭に私が招聘された時は、日本から参加した学生たちはイタリアの2週間のホテル滞在(朝食・夕食付き)+5回のレッスン、複数のコンサート参加費(コンチェルトも!)のすべてを含めて日本円で17~18万円ほどしか払わなかったと思います。それが現在(今年)ではほぼ同じ内容でかかる費用はおそらく40万円を超える計算になると思います。「たぶん2倍くらいにはなっているだろうな…」と思っていましたが、実際に計算してみてビックリしました。たかだか12年くらいでこうなっているのです。
ほかに世界情勢では気になることはいくつもあることはありますが、それを言っていては何も行動ができなくなってしまうので、少しでも正しい情報は取りながら今年もまた慎重に歩を前に進めていくしかありませんね。しっかり状況を見ながら精進していくとしましょう。
さて、まずは来週1月15日(日)には私たちが主催するピアノ発表会があります。

当初は夫婦で初めた「リトルマエストロたちの会」(ピアノ発表会)も今回で第25回目となります。今ではもう孫弟子たちが多く参加する発表会に育ってきました。
清瀬けやきホールで13:00開演。
16:00より高校生、大学生の第2部。第3部18:45~はミニ演奏会形式で。
入場無料です。皆さまに楽しみにして聴いていただければと思っています。