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カプースチン盛り上がってます


昨日ニューヨークで行なわれた辻井伸行リサイタルは無事に終わり、ものすごい大盛況だったことがわかりました。実はコンサートが始まる前からカーネギーホールのコンサート予告ポスターに「売り切れ!(Sold Out!)」のテープが貼られていた写真が送られてきていたのですが、昨日送ってくれた演奏後にステージで拍手を受けている動画でのアメリカの聴衆の大声援には度肝を抜かれました。

カーネギーホールで堂々とカプースチンの『8つの演奏会用エチュード』全曲をメインのプログラムに入れるのもすごいことですが、これほど熱狂的な大声援を受けるピアニストはきっと稀有でしょう。いや、ぜひとも現地に居合わせたかったですね。お母様は現地に駆けつけられたようで羨ましい。
この時期はニューヨークはきっと雪も降っているでしょう。雪と言えば、私などはちょうど先日発表会を無事に終えた後は一泊のとんぼ返りで北海道に行ったりしておりましたが。

この時期の『8つの演奏会用エチュード』と言えば、角野隼斗(すみのはやと)さんの国内コンサートツアーもついに始まったようですね。全国十数か所で行われるこのリサイタルツアーでは、カプースチンの『8つのエチュード』各曲の間を縫うように、自作やバッハの曲を挟んでいくという、これまた新発想のプログラミングを考えられたようです。これも珍しい、というか角野さんならではですね。私もどこかのタイミングでこのコンサートにはぜひ足を運びたいと思っています。

新発想のプログラムによるピアノコンサートも最近は増えてきたように思います。私が指導に携わっている紀平凱成(きひらかいる)君もコンスタントに全国各地でコンサートを続けていて、明日は愛知県での本番(リサイタル)があるはずです。もちろん演奏曲はカプースチンと自作、アレンジ曲が中心のオリジナリティあふれるものです。すでに彼もアイデンティティを確立しているピアニストの一人と言って良いのではないかと思います。

さて、今年はコロナ明け初の大きな「カプースチン祭り」が企画されています。
日時は2023年4月23日(日)。もうすぐ詳細が告知される予定です。とても有意義で面白い企画を考えていますので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います!

(追記:4/23の「カプースチン祭り」第1部へのエントリー申し込みはすでに始まっておりました! →カプースチン協会のサイトをご覧ください。順次受付で申込者が多かった場合はいったん打ち切りとなるかと思われます。その後はおそらくキャンセル待ちになります。第2部、第3部の情報は随時更新いたします。)

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