昨日の夜のコンチェルトの演奏会も盛会でした。
今回のペルージャ音楽祭では、オーケストラは昨年同様スペインのAlicante Philharmonic Orchestraです。このオケの音にはとても温かみがあって、すごく活き活きとしていて、またメンバー全員に音楽をやっている喜びが感じられる本当に素晴らしいオケなのです。
指揮者のUri Segalさんは、毎回素晴らしい指揮をしてくれますが、昨日の夜のコンサートが今回の音楽祭では最後の日だったようです。コンサートの終わりにイラーナ・ヴェレッドさんと一緒に聴衆に向かって挨拶をしていました。
昨夜のコンサートでは、日本から参加したメンバーとしては伊川菜月さんがメンデルスゾーンのコンチェルト第1番の第1楽章、竹内彩佳さんがベートーヴェンの第2番の第3楽章を演奏しました。他にも中国人の学生、イスラエル人の学生など6人が素晴らしい演奏を披露しました。

竹内さん(指揮者のUri Segalさんと)
竹内さんは今日もこれから室内楽の本番があります。
このペルージャ音楽祭は、世界各国から来る参加者たちにとってものすごく充実したプログラムで、すべての参加者がレッスンやコンサートの本番を縫いながら他の演奏者のコンサートを堪能したり、また多くの国から来た同年代の人たちと心の交流や会話を楽しめる場でもあります。ここへ来て参加するだけで、学生たちはさまざまに鍛えられるので、ものすごい勉強になっていると思います。特に日本の学生にとっては、これほど外国人の友達と交流できるチャンスは意外にないと思うので、貴重でかけがえのない経験だと思います。できれば若いうちに経験すべきでしょう。
ペルージャは今日は最高気温が31度で少し暑いかなという感じですが、明日は最高気温24度という予報なのでまた涼しくなりそうです。とても過ごしやすく、音楽に打ち込む環境が最高に整っていた2週間でした。
