しかし暑い日が続きますね…。
気がつくとブログの更新が1か月以上も空いてしまいました。
実は7月下旬から少し体調を崩してしまい、仕事はあまり休まなかったものの断続的にはダウンしていた時期もありました。
ところで最近は国内では台風や熱波、そして世界のあちこちで洪水や山火事やいろんなことが起きていて、今年は災害が多いですね…。
さて私も結局のところ、この夏はヨーロッパへ行く用事はすべてとりやめて(先月には2週間後にあるという上海の国際コンクールの審査を急遽頼まれましたが、ビザがすぐに取れるわけもなくそれも断り)、基本的にはずっと暑い東京を中心とした日本で過ごすことになりそうです。
ピアノのコンクールにおいては7~8月は一つの山場でもあります。この時期には毎年すごく頑張っている人たちがいると思います。私たちの立場から言えば、たとえ大学が夏休み期間に入ってもレッスンは途切れません。ただ、コンクールがあったとしても1回に数時間もレッスンすることはできないし、やはり最終的には本人にどれほどのトータルな力があるかということにかかってくるでしょう。レッスンがなかったとしても自分で良い練習ができて、自分で音楽をしっかり解釈して良い表現ができることを目指してほしいと思います。
今の時代はますます独学ができる時代ですから、他の演奏家の演奏を聴いたり、知識的にもネットや本などから学べることも多くあります。どれだけ積極的に独学に役立つことを活かしていくかということですね。行動を取ることが大事です。
レッスンについては、もちろんそれなりに必要だとは思うものの、逆説的ではありますが、「先生を不要にするレッスン」が一番良いレッスンなのではないかと私は最近思い始めています。結局は本番前に理想的な回数のレッスンを十分に入れてあげることができるとは限らないことも多いのです。
まあ夏の今の時期は、とにかくこの暑さと戦いながら、いかに自分のモチベーションを下げずに向上し続けるか、がポイントですね。暑い季節はけっこう長いですから、もちろんいつもよりも開放的な時間を有意義に過ごすチャンスでもあるのですが、時間を無駄にせずにこの時期にあえて成長することで差をつけることも大事でしょう。これからまだコンクールの本選や全国大会が残されている人たちもぜひ続けて頑張ってください。

世界一美しい!(と言われている?)富山のスタバ店内から