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1ヶ月ご無沙汰の近況

前回の記事から約1ヶ月も経ってしまっていました!
12月というのはそれほど忙しい時期なのですよね。
ただ、それ以上にいろいろハプニングがあって、というか仕事が多い状況の中で喉をやられてしまって、実は11月中の公開講座の時も患っていたのですが、ずっと咳が止まらなくて(今も完全ではないのですが)それでかなり体力を使い果たし続けていました。

今月に入ってから国際コンクールの審査が4日間入ってきたり、大学も今は試験続きで11月後半からさまざまな試験の審査で缶詰状態が続いています。入試などもあったため11月は3週連続で日曜日に出勤したということも珍しかったです。それと同時進行で現在製作中の諸々の出版物の編集作業や原稿書き、新しい本の執筆もあります。その合間にレッスンと練習…という感じですが、自分のための練習時間が0分という日が何日も続いたのは精神的に痛かったです。

現在は大学の卒業試験の真最中で今日も明日もまだ続きます。実はカプースチンの曲をショット社の新しい楽譜を用いて「24のプレリュード」から抜粋して選曲していたと思われる学生がいたのですが、楽譜の誤植を忠実に正しい音符と信じて疑わずに弾いていたように見受けたので(私の聴き違いかもしれませんが)、もしそうだとしたらあまりの健気さにもちろん私は減点しませんでした。やはりまずは楽譜を信じることが大切ですから。なので、やはり楽譜というものは奏者の立場を思うと念には念を入れて編集してもらいたいものですね。たとえメジャーな出版社であっても、編集時のちょっとした気の緩みや何らかの手違いで、作曲家や演奏家にとっては命とも言える大切な一音一音が変わってしまうのですから。

特にカプースチンの楽曲に関する限り、もし楽譜の中で疑わしい音符があった際にはどうぞ私にいつでも直接ご質問ください。メールでもFBメッセンジャーでも何でも対応します。私が校正に直接携わっていない作品についてもできるだけ回答させていただきたいと思います。

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