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この時期の海外渡航について(雑感)


帰国後はすぐに毎日出勤(笑)していて、またマスタークラスの仕事などもあったりなど少々慌ただしく過ごしていたのですが、ようやく時差ボケも解消してきました。(ただし今も睡眠時間は毎日3~4時間どまり。)

今回は急ぎ足で1週間だけドイツに行ってきましたが、コロナが明けて今の海外旅行はどんな感じなのか、雑感を書いてみたいと思います。

とは言っても、私は昨年夏にもウィーンに行っており、その時期はまだ「現地出発72時間前のコロナ陰性証明書」というものが求められていて、私などはまさにそれで陽性反応を食らって1週間以上現地に足止めをされたという経験もまだ記憶に新しいです。またそれから約1年経って、現在はもうほぼ海外旅行も普通に戻ったと言えるのかどうか。

私の場合はヨーロッパ渡航についてしか語れませんが、印象としては今回は完全にコロナ前に戻っているといった感じを受けました。ドイツはやはり行ってみると街もとても平和で、人々もフレンドリーで、気分は日本にいるよりもくつろいだ感じがありました。フランクフルトのような大都会でも安心感があった印象です。物価はインフレでかなり高くなっているかと思いましたが、実際にはそれをあまり感じませんでした。確かに今は円安なのでこれまでより少しだけ高いかな?と思うものもあるにはありますが、ホテルの滞在や現地での食事、交通費や通常の買い物ではあまりそれを感じませんでした。

ただ、日本とヨーロッパの往復の飛行機の手配に関しては、やはり便数がまだ以前よりも限られているという印象を受けます。なので、選択肢が少なくて割高に感じたり、少し不便を感じる点が残っています。航空券代は少し以前よりも高いか、融通が利く範囲が狭くなったような印象がありました。

それに加えて、実は今回の旅行ではちょっとしたハプニングがありました。現在日本から飛び立つ飛行機はロシア上空を通れないのでフライト時間が全体的に長いのですが、私は一つの飛行機に長く乗っているのが好きではないので、あえて直行便を避けてヘルシンキ乗り換えのフランクフルト行きを選択していました。今回の場合はこれがいけなかった…。成田からヘルシンキまで12時間50分のフライト(これでも長い!)の予定が、飛行機に乗ってからアナウンスがあって、なんと火山の噴火があったというニュースが入って(おそらくカムチャッカ半島?)、予定していた航路を変更するためヘルシンキまでのフライトが15時間10分になりますということが告げられたのです。一瞬、耳を疑いましたが、どうやら本当の情報であることがわかって大ショックを受けました。一つの飛行機にそれほど長く乗るなど人生で初めてでした。実際には離陸も遅れていたので15時間40分(!)もかけてヘルシンキに到着、無事に着いたは良いのですが、2時間50分も乗り換え時間のあった私が乗る予定のフランクフルト行きはすでに出発してしまっていました。次のフランクフルト行きはなんと9時間後まで待たなければいけないと言われました。


というわけで、ヘルシンキでフライト変更の手続きをして9時間を過ごし、成田から合計26時間以上(!)もかけてようやくフランクフルトに着いたのでした。荷物も無事に出てきて良かったですし、同日の夜までに着いたから良かったものの、かなり冷や冷やしたし、マインツに着くまでにすでに体力も消耗していました。翌朝に予定していたショット社訪問も危うく逃すところでした。


まあ海外渡航にハプニングはつきものですが、今回はそんなことがありました。結果としては現地での目的はほぼ果たせて、無事に帰国できたから良かったのですが、まあいろいろ勉強にはなりました。でも今回の旅行ではこのフライトのハプニング以外には特に問題もなく、海外で不便を感じることはありませんでした。ただ、私のiPhoneはすでに5年も使っていて電池の消耗が最近激しくて、午前に充電が100%でもお昼過ぎには0%(!)になってしまって使えなくなってしまうことが生じて、たびたび不安でした(笑)。海外でスマホの電池が切れるほど不安になることはないですね。それは自分が悪いだけのでiPhoneをそろそろ買い換えます。

それ以外には、ほぼほぼ2019年頃と同じ感覚で旅行ができたかなと思います。ただ、これからも海外の場合は航空券の選択や予約の仕方などに関してもっと情報を取って行かなければいけないなとは思いました。それから世界情勢も気になりますので、それは当然これからも気をつけて見ていかなくてはいけません。私の生徒などは現在もヨーロッパへの留学率が高めですが、皆さんたくましく現地で勉強を続けているようです。できるだけリスクは軽減しつつも、普段あまり経験できないことに挑戦するのも大事かなと思います。

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