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F.デュプレ・トリオの演奏活動


カプースチンをよく弾いているピアニストのフランク・デュプレが、昨日フェイスブックに投稿した彼のトリオの短い演奏のリンクを貼っておきます。https://www.facebook.com/reel/1573548137413214

ちょうど今日彼のトリオは韓国で3年ぶりにコンサートをやっているらしいのですが、これはちょうどその3年前の時に撮った映像だそうです。曲はカプースチンの『24のプレリュード』の第6番の冒頭なのですが、このように即興的なイントロを作曲して3人で楽しそうに演奏しています。これを聴くと彼らがカプースチンの音楽で何ができるのかがよくわかると思います。

カプースチンの曲にベースとドラムを入れると一体どんな風になるのか、それを想像すること自体は誰でもできると思うのですが、こういう曲で16ビートを活かしてこんなに洒落た遊びができるというのは百聞は一見に如かずでしょう。とてもクリエイティブな発想ですし、何より楽しそうですよね。動画ではリアルタイムで何をやっているのかを説明しています。

カプースチンの音楽に触れることできっとこういうアイデアが出てきたのでしょうが、演奏というものは本来このように自発的なものであるべきだと思わされます。一般的なクラシック音楽でこんなことはできませんが、音楽をこのように生き生きと感じること、楽譜にガチガチに捕らわれず内面から音楽を捉えるというか、まるで自分の作曲であるかのように曲と一体となることはだと大事だとあらためて思わされます。

ちなみにデュプレ・トリオの今回の韓国での演奏プログラムの内訳は、なんとL. v.ベートーヴェン、デューク・エリントン、レナード・バーンスタイン、ジョージ・ガーシュインというような内容だそうです。これまでにおそらく誰も考えたことがないようなものですね…。 今後はアジアのツアーにも力を入れていきたいということですので、どこかのタイミングで日本に来れる可能性も出てくることでしょう。それを楽しみにしたいと思います。

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