Site Overlay

モスクワでマツーエフ(p.)が野外コンサート!

Youtubeのモスクワ・フィルハーモニーのチャンネルを以前も紹介したことがありますが、本当に素晴らしい企画が多く、数日前に公開されたデニス・マツーエフが中心になって行われたコンサートの動画を以下に紹介したいと思います。無観客の野外コンサートでライブ配信されたものです。


マツーエフがほぼ一人で司会進行と演奏と、そして超一流のアーティストたちとの共演を交えながら約2時間半のステージをこなしています。

モスクワのザリャジエ公園という広いオープンスペースに舞台を設置して行ったもので、モスクワではコロナが明けて初の大きな演奏会の企画として行われたようです。このロシア人アーティストたちのスケールの大きさに触れると、世界がまだまだ厳しい状況の中にあっても私たちも何かやらなくては!という気持ちを鼓舞してくれます。私も大きな感動を持って視聴しました。

当日は雨模様の天気ではあったようですが、この動画のカメラワークと映像も素晴らしいです。また演奏もプログラムも共演者もバラエティに富んでいて2時間半があっという間です。あっという間ではありますが、内容は本当に濃いものがあると思います。

大きくは前半のクラシックと後半のジャズのプログラムに分かれますが、マツーエフのオールマイティな才能にも敬服します。2時間半の映像、ぜひ最初から最後まで多くの人に観てほしいです。

声楽や弦管楽器の超一流の演奏家に混じって、若手の演奏家たちの存在も目を見張ります。9歳のアナスタシア・チューリナさん(いや8歳!?)のバラライカの演奏にも驚きました。何よりも後半のマツーエフのジャズの演奏には圧倒されました。2時間を少し過ぎたところで音声が切れてしまうというハプニングがありますが、10分ほど演奏ができない状況を挟んで、音声が復旧した後のマツーエフの気の利いたパフォーマンスも良かったです。

会場のザリャジエ公園はクレムリンや赤の広場にほど近いところで、以前はホテル・ロシアがあったあたりの場所だと思います。その周辺の映像やロシアの風景も見れますし、音楽とマッチした雰囲気がとても素晴らしいです。こんな時期にこのようなコンサートの企画を敢行するところもすごいですし、ロシアには素晴らしいアーティストが多いということをあらためて思います。やはりロシアは音楽文化芸術大国ですね。

マツーエフがマイクを持ってたくさん喋りますので、ロシア語がわかればもちろん余計に楽しめますが、わからなくても演奏とパフォーマンスだけでも十分に楽しめるし勉強になると思います。

多くの人に視聴をお勧めしたいと思います。ぜひご堪能ください。

上にスクロール
Translate »