ブログ投稿がかなり久しぶりになってしまいました。
1カ月以上も空いて、また話題がカプースチン(笑)というのもどうかと思うのですが、今日は彼の誕生日ですからやはりカプースチンの話題で更新です。
今日という日に合わせて、ピアノデュオのpiaNAのお二人(西本夏生&佐久間あすか)は新宿のホールで企画された演奏会でカプースチンの連弾曲、2台ピアノ曲、打楽器を含めてのアンサンブル曲を交えたプログラムを演奏しているはずです。デュオ結成以来の集大成という位置づけということで、私はどうしても都合がつかずに行けなかったのですが、きっとステージは大いに盛り上がったことと思います。
実は私はこのpiaNAに関しては14年ほど前の結成時に居合わせていました。というか、私が企画に関わった「カプースチンの祭典Vol.1」というまさにカプースチンに関わる大人数が集まるコンサートの記念すべき初めてのイベントだったと思います。ここにこの二人がたまたま居合わせ、各々がソロの演奏で参加していたのです。この日に初めて出会ったのです。なので、あまり誰も言いませんが、本当は私は「piaNA」の生みの親に当たるのかもしれません(笑)。まさかその後カプースチンから作品も献呈され、ここまですごいパフォーマンスを見せてくれるユニットになろうとは。
そして今日はバースデーということで、やはりカプースチンをきっかけに数年前に結成した女子5人組のカプリース(Kapwreath)が記念の動画を本日Youtubeにアップしたようです。こちらは、カプースチンのピアノ曲『ソナティナ op.100』にバースデーソングの融合を目指した機知に富んだ試みのようです。
→Happy birthday dear Kapustin!(2022)
それから先日入った情報では、ドイツのフランク・ドゥプレー(ピアノ・ドラムス)がカプースチンのピアノ協奏曲第5番を録音したCDの新譜をリリースしたというニュースもありました。この曲は私が世界初録音CDを出してからまだ3年ほどしか経っていませんが、こうしてカプースチンのコンチェルトの音源が正式に世界に公開されているのは嬉しいことですね。カプースチンに関わる歴史がこのように今後も着々と塗り進められていくのでしょう。