昨日演奏した皆さま、お疲れさまでした。
自分が演奏したわけでもないのに、昨日はなぜか終わって帰ってきたらドッと疲れてバタンと寝てしまいました。しばし爆睡した後、また起き出して活動を始めましたが、ブログを書く元気まではなくそのまま就寝。
発表会は第1部、第2部は客席でまじめに全部聴かせていただきました。
第3部のトークも、皆さんから大好評を頂けて良かったです。トーク後の会場からの質問は華やかでしたね(^_^) ゲストの西本夏生さんは、期待通りに(本当はゴリ押ししたのですが…(^_^.))、トークの前に1曲、生演奏してくれました。しかもカプースチンの「8つの演奏会エチュード」より第1番! 最高のプレゼントでした。
そして、トークのほうも、私の進行がうまかったかどうかはわかりませんが、彼女からも有意義な話を聞くことができて、いろいろと皆さんの考える材料にもなったことと思います。
その中にもありましたが、ピアノはやはり「好きで弾く」という気持ちが大切なのですよね。動機として、という意味です。やり過ぎはいけないし、苦しくなるまでやってもいけない。かと言って、好きな時に好きなものを弾いて楽しんでいるだけでは、人前で良い演奏ができるわけはない。他の勉強と同じですが、その辺のバランスって本当に難しいですね。時間の使い方も、現代の子供たちは非常に忙しいですから、いろんなものを効率的に勉強しようと思ったら、実際には小さな子供には親が時間管理をしてあげるしかないのでしょうが、だからといって、強制的にこれをやりなさい、何時から何時まではあれをやりなさい、と決めつけてもダメですし、逆に放ったらかしっぱなしでもダメ。では、どんなふうにしたら飽きずに、しかも向上し続けるのか、つまり「長続き」するのか…。
結局、あまり焦らずに、必要な時に必要なモチベーションをさりげなく与えてやる、というやり方がうまい教育なのかもしれません。もちろん、やり方は子供の性格の個人差にもよると思いますが、やはり一番の基本は“伸び伸びと”やれているかどうかということでしょう。私自身も振り返ってみると、親には自由にやらせてもらったなと感じています。親から「信用されている」という実感がありましたので、これは自分にとっては有難かったです。昨日の西本さんの話を聞いてもそういう感じがしました。
やはり子供はある程度自分で考える力がついてきたら100%信頼して任せる、しかし見守っていて、危ないと思ったらいつでも手を貸す、というのが理想的といったところでしょうか。